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回答先: 邦人拉致事件で国防相を解任=キルギス大統領、武装勢力への掃討作戦発動 投稿者 倉田佳典 日時 1999 年 8 月 25 日 19:52:47:
◎非常事態導入など情報錯綜 大統領報道官らは全面否定
【ビシケク26日共同】インタファクス通信によると、キルギス
国防省当局者は、日本人技師拉致(らち)事件が起きた同国南部バ
トケン地区に非常事態令を導入したことを明らかにしたと伝えた。
また、タス通信は同じく国防省当局者の話を引用、キルギス空軍が
武装勢力拠点に空爆を加えたと伝えた。
しかし、アカエフ大統領のイマナリエフ報道官は26日、共同通
信の問い合わせに対し、非常事態は大統領が導入するものだと強調。
昼の事態は平穏だと言明。非常に困難な状況下にあるが、現時点で
の非常事態、空爆、総動員令の導入は「現実に合わない」と言明、
非常事態、戦闘などに関する報道を否定した。
この他、大統領府国防問題担当補佐官、国防省報道部なども非常
事態導入、戦闘に関する報道を否定するなど、情報が錯綜(さくそ
う)している。
日本人人質の人命優先の事件解決を要請するため、同日アカエフ
大統領らキルギス指導部と会談した武見敬三・外務政務次官も、こ
の日の会見で空爆に関する質問に対し「私が協議した限りでは一切
聴いていない」と述べ、バトケン地区での空爆に関する報道を否定
した。
また、バトケン地区での戦闘に関する報道が本当だとしても、こ
れが人質救出作戦なのか、勢力を拡大するイスラム系武装勢力に対
する攻撃なのかははっきりしない。
一方、トポエフ安全保障会議の補佐官によると、同書記とジャヌ
ザコフ大統領府安保国防問題担当部長などを加えた閣議を召集、長
期化とともに緊迫の度を増す情勢について、検討を重ねているもよ
うだ。
(了)
[共同 8月26日] ( 1999-08-26-22:31 )