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回答先: 日本人技師4人が拘束 キルギス大統領府が確認 投稿者 倉田佳典 日時 1999 年 8 月 23 日 21:33:46:
キルギス武装勢力は国際テロ集団
【ビシケク25日=相原清】中央アジアのキルギス南西部の山岳地帯で日本人鉱山技
師四人を含む七人が武装勢力に拉致(らち)された事件で、日本政府現地対策本部の加
藤重信・外務省領事移住部参事官は二十五日夕、首都ビシケクの本部で記者会見し、日
本人人質四人の安否は依然不明だと述べた。キルギス内務省治安部隊と武装勢力の交戦
が二十五日も散発的に続くなか、武装勢力は兵力増強の動きを見せており、長期化の恐
れも出てきた。
これまでのところ、日本側は、キルギス政府から戦闘による人質への被害に関する情
報は得ていないが、加藤参事官は会見で「力を尽くしているが、安否は確認できない」
と苦渋の表情で語った。
これに先立ち同日、事件発生後初めて記者会見したアカエフ・キルギス大統領は、武
装勢力側との人質解放交渉は「まだ開始されていない」と説明。武装勢力の正体につい
ては、「アフガニスタン人、アラブ人を含む国際テロリスト集団の仕業だ」と明言した
。さらに、武装勢力が「ウズベキスタン、タジキスタン、キルギス三国をまたぐ広範な
拠点作りを狙っている」と述べた。
また、地元紙がキルギス内務省や大統領府筋の話として伝えたところによると、武装
勢力は占拠されたバトケン地区の複数の村の学校を破壊、国境付近の橋りょうを爆破し
た。武装勢力は現在、三百五十〜四百人規模と見られているが、タジキスタン領から続
々とメンバーが越境し、兵力増強が続いている。
[読売 8月25日] ( 1999-08-25-22:38 )
キルギスなどテロ対策強化の共同宣言
【ビシケク25日=花田吉雄】ロシアと中国にキルギス、カザフスタン、タジキスタ
ンの中央アジア三か国を加えた計五か国は二十五日、当地で首脳会談を開き、現在の国
境順守、分離独立運動の取り締まり強化、テロ対策協力などを盛り込んだ共同宣言に調
印した。
[読売 8月26日] ( 1999-08-26-00:25 )