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◎チェチェン領をロ軍空爆か 武装勢力の基地攻撃と報道
【モスクワ25日共同】タス通信などによると、独立問題をめぐ
りロシア政府と対立する南部チェチェン共和国政府は25日、同日
夜にロシア軍機が共和国の首都グロズヌイから南東約40キロにあ
るベデノ地区にミサイルや爆弾による空爆を行ったと非難した。
空爆の対象となったのは、隣のダゲスタン共和国に侵入し、ロシ
ア軍と戦闘していたイスラム武装勢力の基地。死傷者がいるかどう
かは不明。
ロシア政府側は空爆の事実を確認していないが、共和国側は、エ
リツィン・ロシア大統領とマスハドフ共和国大統領が内戦終結を受
けて武力不行使を確認、1997年5月に調印した「平和と相互関
係に関する条約」に違反すると批判している。
ロシア側はダゲスタンに侵入した武装勢力撃退のためにはチェチ
ェン領内への空爆も辞さないとしていたが、25日にはダゲスタン
での武装勢力掃討作戦が完了したと発表したばかり。 (了)
[共同 8月26日] ( 1999-08-26-08:21 )