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◎岩国哲人氏も出馬へ 乱戦模様の民主代表選
民主党代表選は23日、鳩山由紀夫幹事長代理が立候補の意向を
示したのに続き、岩國哲人衆院議員も出馬の考えを明らかにした。
旧社会党系議員が推す横路孝弘総務会長も出馬を検討している。
9月25日に投開票の党代表選は、既に立候補の考えを明言して
いる菅氏と、鳩山氏との「看板対決」を軸に、乱戦模様となってき
た。これに伴って、党内は旧党派レベルでの水面下の多数派工作が
活発化。新党友愛系議員グループは鳩山氏支持の方向を強めている。
岩国氏は23日午後、共同通信に対し「菅、鳩山両氏が出ても出
馬する。推薦人(国会議員20人)確保のめどは立っている」と明
言。告示直前に正式表明する意向を示した。菅氏は24日に正式に
立候補表明する方針。
一方、鳩山氏は23日午後、党本部で記者団に「代表選出馬は前
向きに考えたい」と決意を重ねて表明。若手議員の一部に菅氏との
対決回避を求める意見が残っていることに触れ「菅氏と私は自民党
流に言えば同じ派閥に属している。同じ方向でやってきた2人が争
うのはいかがなものか、という声にも配慮して、今週中に最終的な
結論を出したい」と述べた。党内の一部には「鳩山代表、菅首相候
補」という役割分担によって、菅氏に立候補を断念させようとする
動きもなお残っている。 (了)
[共同 8月23日] ( 1999-08-23-18:35 )