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◎発射差し迫った状況にない 北ミサイルで防衛庁長官
野呂田芳成防衛庁長官は23日、秋田市内で記者会見し、朝鮮民
主主義人民共和国(北朝鮮)のミサイル発射準備の動きに関し「発
射の動きがあると人や機材が発射台付近に集まり、そういう動きが
あってから発射するまで2週間以上要する。そういうことを勘案す
ると、発射は差し迫った状況にない」と述べた。
野呂田長官は2000年度予算の概算要求で空中給油機の経費計
上を見送る方針を重ねて示した上で「年末までに安保会議を何度か
開き、関係省庁の協議が整えば、本予算での追加があり得る」と述
べ、年末の予算編成で追加要求する方針を示唆。同時にC130H
輸送機について現有の13機すべてが在外邦人の輸送に即応できる
よう現在100人の乗務員を30人増員する方針を表明し、来年度
予算の概算要求に盛り込む考えを示した。現在は13機のうち在外
邦人の輸送に使用できるのは6機に限られている。
沖縄の米軍普天間飛行場の移設問題に関し、稲嶺恵一知事が跡地
利用に関する対策を国に要望したことを評価した上で「(移設先の
選定は)地元の頭越しに進めないことが政府の立場だ。県から一日
も早く(代替地が)示されこの問題が早く解決することを願ってい
る」と強調した。 (了)
[共同 8月23日] ( 1999-08-23-13:42 )