Tweet |
回答先: ユーゴ離脱の可能性を示唆 モンテネグロ大統領 投稿者 倉田佳典 日時 1999 年 8 月 02 日 17:16:13:
◎ユーゴ連邦解体を要求 モンテネグロ政府が綱領
【ベオグラード5日共同】セルビア共和国とともにユーゴスラビ
ア連邦を構成するモンテネグロ共和国政府は5日、ユーゴ連邦の事
実上の解体を連邦政府に要求する政府綱領を採択した。
綱領は現在連邦政府にある外交、通貨政策の決定権を共和国レベ
ルに移すほか、将来的には独自通貨の導入も検討するなど、共和国
の主権を飛躍的に強める内容。モンテネグロのジュカノビッチ政権
はミロシェビッチ・ユーゴ連邦政権との対決姿勢を一段と鮮明にし
た。
連邦側が綱領を受け入れる状況にはなく、欧米協調路線のモンテ
ネグロとの対立が一層強まるのは必至だ。
綱領はこのほか国防についても、連邦国防相1人が担当する現行
制度を廃止。セルビア、モンテネグロ両共和国から2年ごとに互選
で国防相を選ぶとしている。また、現在のユーゴ連邦の国名を「モ
ンテネグロ・セルビア国家連邦」に変更するとしている。
綱領は近く、ユーゴ連邦政府に送付される見通し。ユーゴ政府が
今後6週間以内に綱領に同意しなければ、モンテネグロの独立を決
める国民投票の実施も視野に入れている。 (了)
[共同 8月 6日] ( 1999-08-06-01:22 )