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回答先: 拿捕は「脱税」の取り締まりか=台湾立法委員 投稿者 倉田佳典 日時 1999 年 8 月 02 日 07:50:57:
◎台湾船2隻目拿捕が判明 中台関係一層の緊張も
【上海5日共同】中国国営通信、新華社は5日、福建省アモイ税
関が7月30日に台湾船籍の「陸勝号」を密輸容疑で拿捕(だほ)
していたと報じた。同月31日に、台湾軍がチャーターした輸送船
「新華輪」が中国側に拿捕されており、李登輝・台湾総統の「2国
論」発言以降、2隻目の拿捕が判明したことで、中台関係は緊張の
度を一層高めそうだ。
「新華輪」の拿捕は台湾側が発表し、中国側はまだ公式発表して
いない。一方、「陸勝号」については、台湾側が拿捕を公表しない
時点で、中国側が一方的に発表した格好であり、中国側の意図に関
心が集まっている。
新華社電によると、7月30日、台湾海峡に臨む福建省石獅市沖
の深滬湾をパトロールしていたアモイ税関の警備艇が不審船を発見、
停船させ捜索したところ、隠し倉庫の中から中国産タバコ2398
箱が発見され、密輸品と判断されたという。
同電は拿捕した時間や、どこにえい航されたかなど詳しい状況は
伝えていない。
現場は中台間の「密輸銀座」といわれた海域。ただ、今年春まで
は、中国当局が「中台民間海上貿易」の振興を呼びかけ、台湾側が
むしろこれを「密輸の奨励」と警戒してきた経緯がある。「2国論」
をめぐる緊張がなければ、「陸勝号」の拿捕もあり得なかったとの
指摘も出ている。 (了)
[共同 8月 5日] ( 1999-08-05-18:13 )