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◎日本の軍事政策に劇的変化 北朝鮮への報復想定と米紙
【ニューヨーク4日共同】4日付の米紙ニューヨーク・タイムズ
(早版)は、朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)のミサイル発射準
備問題で日韓両国が最近、軍事的な計画や政策で劇的な変化を見せ
ており、特に日本は北朝鮮への報復攻撃を想定した対応を始めるな
ど、国防に関する憲法の限界を広げることを検討している、と一面
トップで伝えた。
東京発の同記事は「最大の驚きは、日本政府がこれまでほぼ無力
だった航空自衛隊に、F15戦闘機で北朝鮮を報復攻撃することも
可能となる空中給油と攻撃用の装備を備えさせることを検討するよ
う決定したことだ」と指摘、自衛隊が戦域ミサイル防衛(TMD)
のほか北朝鮮のミサイル基地への報復攻撃能力を獲得する道を選択
しているとの退役陸将の証言も伝えた。
韓国については、根深い日本へのさい疑心を克服して日本との協
力を検討しようとし始めているとした上で、北朝鮮内に届くよう射
程距離を延ばしたミサイル開発へ動いてきたことを指摘した。
(了)
[共同 8月 4日] ( 1999-08-04-16:22 )