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◎チップ埋め込み検疫簡略化 英でペット愛好家に朗報
【ロンドン3日共同】英政府は3日、犬や猫などペットの体に予
防接種の情報を記録したチップを埋め込み、検疫手続きを簡略化す
ることを来年から試験的に導入すると発表した。
ペットに所定のチップを埋め込めば、欧州連合(EU)加盟国な
ど欧州の18カ国に旅行する際の手続きが簡単になる。チップ方式
はフランスなどでも試行されている。
狂犬病を警戒する英国は現在、ペットを入国させる際、必ず6カ
月間施設に収容している。1日でも国外に出たペットは再入国の際
この措置を適用されるため、愛犬家らがペットを連れて海外旅行す
ることはこれまで事実上不可能だった。チップ導入で収容制度が一
部廃止されることになるため、英国内のペット愛好家は歓迎してい
る。
新制度は2001年4月から正式導入されるが、政府はペット検
疫を大幅に緩和する姿勢は見せておらず、外国から連れ込むペット
が収容を免れるようになるには、時間がかかりそうだ。 (了)
[共同 8月 4日] ( 1999-08-04-09:25 )