りめんばーツングース


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投稿者 SP' 日時 1999 年 4 月 04 日 08:55:40:

回答先: それはツングース異変から始まった 投稿者 SP' 日時 1999 年 4 月 04 日 08:53:52:

 異変の原因は彗星ではないと考える根拠はまだ他にもある。それは弾道学に関連するものだ。木の−隕石
研究所員が注意深く記録した−倒れ方からすると、衝撃波が2度だったのは間違いない。まず、爆発前に大
気中を猛スピードで移動する物体が引き起こした激しい大気攪乱による衝撃波。そしてもう1度は爆発の際
の衝撃波である。電子計算機を使用し、目撃証言から飛行を再現した結果、航空機の設計技師A・モノツコ
フはその“物体”が減速した事を証明した。彼が算出した衝突時の瞬間速度は、普通の隕石や彗星なら大抵
秒速10〜60kmの筈なのに、秒速0.7〜1kmだったのである。このスピードは現代のジェット機に近い。(中略)
爆心地から17、8km離れた辺りで、ゾロトフは幹がむきだしになり、爆発輻射熱で燃え上がった木々を発見
した。生木が発火するのは、木の表面が1平方cm当り60〜100カロリーの輻射に晒された時だけである。こ
の事から考えると、爆発で発生したエネルギーは総計で凡そ1.5×10の23乗エルグに達した筈だ。これはエ
ネルギーの合計の数十%に当る。別個の、全く関連のないデータから1.4×10の23乗エルグという数値が導
き出される。核爆発でなければ、これ程大きな数値はありえない−化学爆発では不可能だ。
 爆発に関する最重要な変数が解れば、温度上昇も算出できる。ツングースの物体は数十億度に達する熱を
発生させた−余りの高熱に、24〜29kmに渡って生木が発火する程だったのだ。クーリクの右腕だったE・L
・クリノフは、大きな枝が盾になったお蔭で小枝が黒焦げにならずにすんだ木がある事に気づいていた。近
年の調査の結果、火災は瞬間的に発生した高熱によって引き起こされた事が判明した−山火事が原因なら、
小枝はすっかり黒焦げになった筈だ。もう一つ興味深い事実が発見された。どの木をとっても、全体の焼け
方が均一ではなかったのだ−この事実から大火災が木々の下部から起きた筈はない、と推測できる。(中略)
輻射熱による火災の原因は核爆発だった、という事になる。各地の観測所の所員が、自記微圧計の1908年6
月30日のデータに、周波数が0.001〜0.1ヘルツまでの間で変動する超低周波の衝撃波が記録されているのに
気づいたという事実が、その充分な裏付けになっている。この周波数は、大気中で非常に大きな核爆発があ
った時に特有なものだ。
 磁場の乱れと西ヨーロッパの都市で見られた三夜連続の発光現象についていえば、プレカノフが率いるト
ムスクの物理学者グループが、1960年に発表した。ビキニの爆発は地球の重力場を変化させたが、それはツ
ングース爆発の時とそっくりだった。58年の爆発もかなり明るい夜間発光現象を引き起こしたが、1908年の
時程大規模ではなかった。黄色からピンクに渡る色彩で雲が輝くのは、大気中に噴き上げられた放射能を帯
びた塵が雲に接触する為である。(中略)69年にプレカノフとコスチェロフが率いる“植物相調査隊”が、ツ
ングースでの特別調査に基づく驚くべき調査報告を発表した。樹齢40〜50年の(従って爆発後発芽した)カ
ラ松や樺が、普通なら高さ7、8mの筈なのに、実際には17〜22mまで伸びていたのだ。(中略)幹のあちこちを
慎重に計測した結果、1908年以前の木の年輪が厚さ0.4〜2ミリなのに対して、その年以降は幅5〜10ミリも
ある事が判明した。異変を経験して、現在も枯れずにいる木々の多くは、50年間で幹の周囲の寸法が4倍に
なったのである!
 このような異常な生長は、放射能に晒された植物によく見られる現象である。ヴァルガ地理学協会の各研
究所は、災害地域内の100か所以上で、木々を徹底的に調査した。各々が7から15の標本を持ち帰ったので、
全部で千以上のサンプルが研究された勘定になる。その結果、枯死している木も枯れていない木も、大部分
が爆発後、或いは爆発の際に放射能を浴びているのが判った。最近の検査の結果、外側の10〜15の年輪に含
まれている放射線量が増えているのが明らかになった。これら全てで一番重要なのは、1908年及びその直後
にできた年輪に含まれる放射能の増加が、人為的な放射性同位元素の存在を暗示する、という事実である。
炭化した木の破片の分析に際して、非常に高性能な分光計が使用され、放射性同位元素セシウム137の存在
が確認されたのである。(中略)
 イギリスの科学雑誌『ネイチャー』は1965年に、北米の木々に放射性同位元素の炭素14が含まれていると
いう内容の、アメリカのノーベル賞受賞者リビーによる記事を掲載した。リビーは1909年以降、倒木の放射
線量が増加している事を証明した。また、この事はソ連のアカデミー会員A・P・ヴィナクラドフによって
も確認された。リビーは1908年にツングース上空で核爆発があったとする仮説の熱心な擁護者だが、爆発の
原因は“反隕石”だったとする説にも傾いている。(中略)反物質による爆発説には、ツングース上空で爆発
したのが宇宙船だったと考えるなら、可能性がある−反物質を駆動力とする宇宙船だったかもしれないから
だ。この出来事についての様々なグループの結論を研究した後でこの説を提唱したのは、ソ連の科学者V・
N・メヘドレである。反物質から得るエネルギーによって作動するエンジンが爆発すれば、私達が核爆発の
特色と考えている徴候を一つ残らず示す事だろう。(中略)
 1964年に発表された資料は、物体は南から北に向っていたという立場をとった(北進説)。ゾロトフをリ
ーダーとするグループは、被害地域内でなぎ倒されていた木々を調査した結果、別の結論に至った。物体の
進行方向は、弾道衝撃によってなぎ倒された木の縦軸と一致するのだが、その飛行コースは、まず−概ね−
西から東へ向い、それから後戻りする、という驚くべきUターンだったのである(東進説)。北進説を支持
して説得力のある議論を展開したのはアスタポヴィチ教授だった。教授の見解の根拠は、物体が飛行してい
る間に記録され地震及び地電流の変化に関する膨大かつ複雑な計算、そして物体が飛んでいるのを実際に目
撃するか2度に亘る音波のどちらかを聞くかした、当該地域に(といっても、大抵はお互いに何kmも離れて
いたのだが)住んでいた証人達の証言だった。各々別個に研究を続けていた2人の研究者の計算と結論によ
って、爆発の中心地の割り出しが正確だった事が証明された。(中略)
 大気圏内に突入した後、物体はケシュマまで南向きに進んだが、その後プレアスブライェンカ付近でいき
なり東に方向転換した。1908年6月30日、ポーランド(現在ではチェコスロバキア)のタトランスカ天文台
の天文学者が、同国上空で“火 の玉”が力学の法則を完全に無視して、突然方向を変えるのを目撃した。こ
れが同一の物体なら−天文学者が記録した時刻が符合するという事実を考えれば、疑問の余地は殆どない−
ツングースの“彗星”もしくは“隕石”は、爆発する以前は奇妙な弾丸形をしていた事になる。(中略)物体
がコースを変えた事が定説になっている以上、1908年にタイガで爆発した物体の正体は、疑問の余地は殆ど
ない。知的生物が操縦または遠隔操作する地球外起源の物体だったとしか考えられないのだ。だがこの事か
ら、作家カザンツェフが1946年に発表した、物体は事故が原因で爆発したのだとする見解に飛びつくのは早
計だろう(尤も、想像の中では、どんな仮説だって尤もらしく思えるものだが)−ETI(地球外知的生物)
が、地球に及ぼす影響を研究する為に、或いは単に自分達の存在をアピールする為にツングース爆発を起こ
した可能性だってあるからだ。(『ソ連・東欧のUFO』p39-47より。原著は72年発行)

一九〇八年に核爆発があった!?【モスクワ十二日江川特派員】
「一九〇八年にシベリア上空で核爆発が起きていた。その規模は広島型原爆の二千倍」−お堅いことで知ら
れるソ連の国営タス通信が十一日“確信をもって”このニュースを流した。まさかと思われるが、ソ連の学
会や科学ファンにとっては、大まじめな話なのだ。(76年10月13日毎日新聞)

ワレリ・ネチポレンコ3等書記官33歳(81年当時)ソ連大使館広報部『今日のソ連邦』編集長
「現在は、レニングラード大学が中心となって毎年、科学者のグループが調査団をつくってツングース事件
の研究に行きます。化学者、地質学者、物理学者等と学生が、一緒に行きます…NHKが今年(81年)の夏に
行った科学番組コンクールには、ソ連からも2本のフィルムが出品されましたが、その内の1本が、ツングー
スにおけるツィオルコフスキーの研究でした…目撃者は(紙に円筒状の光る物体を描きながら)これが落ち
たといっています。これが落ちる直前に、この様に3つに分れたという事です…彼所はとても不思議です。
今でも木が生えませんね(爆心地周辺の事をさしていっている)。調査団の発表ですが、年輪の成長が早く
(木の年輪を描きながらその間隔をさして)ここが1mもあります…現在なお調査中ですから、まだ公式結果
は出ておりません。しかしラジエーション(輻射)反応があります」



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