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日・ASEAN賢人会議、10月に初会合
政府は十七日までに、日本と東南アジア諸国連合(ASEAN)加盟十か国による有
識者会議「ビジョン2020 日・ASEAN協議会(賢人会議)」の初会合を、十月
中旬にハノイで開催することでASEAN側と基本的に合意した。日本側座長には、小
和田恒・前国連大使(日本国際問題研究所理事長)が就任する。今月二十七、二十八の
両日、シンガポールで開かれるASEAN拡大外相会議で、高村外相とASEAN各外
相が正式に確認する見通しだ。
同会議は、二十一世紀に向けた日本とASEANとの協力のあり方を探るための民間
有識者組織。小渕首相が昨年十二月にASEAN首脳との会議などのためハノイを訪問
した際、政策演説の中で提唱した。二〇〇〇年にシンガポールで開催予定の日・ASE
AN首脳会議に向けて、提言をまとめる。日本としては安全保障、経済、社会、文化の
四分野を中心に検討を進める考えだ。日本は小和田氏のほか、官僚OBや財界人ら計五
人のメンバーを人選中。ASEANからは各国二人、計二十人が参加する見通しだ。
[読売 7月17日] ( 1999-07-17-18:06 )