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7/15(木) 「ホームページ」
私達はデジタル革命、あるいは情報革命と呼ばれる時代に生きているわけです
が、そこで大変判断の難しい問題がおきております。
ある家電メーカのビデオデッキ修理について問い合わせたところ暴言を浴びせ
られた、というのでインターネットに抗議のホームページを開設した個人がい
ます。これが非常に評判になっておりまして、今、現在で、もう4百万ものア
クセスがある。一方、その家電メーカーはその一部削除を求める仮処分を申請
しております。
ホームページというのは、今まで情報が送り手、受け手、というふうに分かれ
ている中で、その、単純に受け手ではなくて、発信者にも成りうると、そうい
う意味では情報の民主化という側面を持っております。
巨大な組織に対して個人が抗議をする、という手段を与えているという面もあ
ります。
しかし、その一方で、ホームページの内容のかなりの部分について、やはり、
かなり恣意的で、トイレの落書きに近い、などという酷評すらあります。
また、今回の場合もそうですが、電話を傍受して、それを音で流すという場合
に、傍受された側、その録音された側は、そのことを知らないという一種の情
報の不公平の問題もあります。つまり、こういうものが使えるようになった時
に、それをどう使うかというのが大変難しい問題をはらんでいる。そういう時
代に入った、ということをこの事件は示しております。