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◎ベレゾフスキー氏正式解任
CIS首脳会議
【モスクワ2日共同】独立国家共同体(CIS)首脳会議は2日、
エリツィン・ロシア大統領が提案していた新興財閥総帥のベレゾフ
スキー独立国家共同体(CIS)事務局長の解任を承認し、ユーリ
ー・ヤロフ前ロシア大統領府第1副長官を新事務局長に任命した。
政商として知られるベレゾフスキー氏は、大統領の2女のタチヤ
ナ・ジヤチェンコ大統領顧問との関係を利用してエリツィン政権の
人事などに影響力を持っていたが、経済の国家統制強化を目指すプ
リマコフ首相と対立。大統領は3月4日、CIS加盟国首脳に対し、
「越権行為」などを理由に同氏の解任を提案していた。
ヤロフ氏はチェルノムイルジン元首相の内閣で副首相を務め、1
996年に副長官として大統領府入り。97年から第1副長官を務
めたが、昨年12月に解任された。 (了)
[共同 4月 2日] ( 1999-04-02-21:24 )