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◎北朝鮮がイランを支援 ミサイル開発を促進
【ワシントン14日共同】大量破壊兵器拡散対策に関する米特別
委員会は14日公表した報告書で、朝鮮民主主義人民共和国(北朝
鮮)が、イランが昨年7月に発射実験に成功した中距離弾道ミサイ
ル「シャハブ3」(射程1300キロ)の開発を支援したと断定し
た。
ドイッチ前中央情報局(CIA)長官が委員長を務め、米国務、
国防、CIA長官らのインタビューを基に報告書をまとめた同委員
会は、北朝鮮のミサイル関連の輸出によって、イラン政府はシャハ
ブ3の開発を「数年間早めることができた」と結論付けた。
対イスラエル攻撃能力を持ち、中東の軍事バランスを影響を与え
たシャハブ3は米韓両政府が北朝鮮のノドン・ミサイルに「酷似し
ている」と指摘していた。
また、委員会は北朝鮮が今も核兵器開発を進めている可能性があ
ると指摘、弾道ミサイルやミサイル技術の輸出で得た資金で、大量
破壊兵器、特に核兵器開発に必要な物資や機器・部品の購入を試み
ていると警告した。
(了)
[共同 7月15日] ( 1999-07-15-00:22 )