Tweet |
◎住民台帳法案が審議入り 参院委=訂正
すべての国民に住民番号を付ける住民基本台帳法改正案は8日、
参院地方行政・警察委員会で趣旨説明が行われ、審議入りする。
今後の日程は、15日に住民カードを導入している自治体などの
現地視察が予定されているものの、一般質疑の日取りは決まってお
らず、本年度補正予算案との絡みもあり審議がもつれる可能性があ
る。
8日の委員会では野田毅自治相が「行政の効率化のため住民番号
制度が必要」などと強調。今後の審議でも改正案の趣旨に理解を求
めていく。
改正案は、国民すべてに10けたの番号を付け、氏名、住所、性
別、生年月日の4情報をネットワーク化することで行政事務を効率
化しようとするもの。
衆院の審議では民主、社民、共産など野党側がプライバシー問題
の観点から反対。自民、自由、公明党・改革クラブは個人情報保護
強化を改正案の付則に盛り込むことで合意、改正案は6月15日に
衆院を通過した。
(了)
[共同 7月 8日] ( 1999-07-08-10:46 )