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時事・政治経済ネタ専門掲示板 より転載
東京新聞の銀行顧客情報提供事件、出てないな 投稿者:
投稿日:07月02日(金)14時36分39秒 ■ ★
1999年7月1日(木)
受注見込みミサイル工場
三菱電機、政府決定前に計画
戦闘機やミサイルを迎撃する陸上自衛隊の「新中距離地対空誘導弾(新中SAM)」の
研究開発を請け負っている三菱電機(本社・東京)が、政府の量産決定を前に滋賀県新旭
町に生産工場を計画中であることが三十日、分かった。既に町当局に申請書類を提出して
いる。受注を見込んだ工場計画は、背任事件の教訓から見直したはずの装備品調達の在り
方が改善されていないことを示し、論議を呼ぶのは必至だ。
陸自の誘導弾不透明な装備調達
新中SAMは、陸自の地対空誘導弾「改良ホーク」の後継として一九九六年度から開発
に着手した。開発が終了する二〇〇二年度に、防衛庁内の装備審査会議を経て、政府の安
全保障会議で量産化するか否かを決定する。現状では量産化も受注企業も決まっていない。
ところが、三菱電機は昨年十二月、新旭町郊外の旭化成工業工場跡地に新中SAMを生
産するための工場を建設するとして、同町に都市計画法に基づく「開発事業計画等届出書」
を提出した。
同時に手渡した説明書は「現在開発中の新中距離地対空誘導弾について、平成十三年四
月より組み立て作業が発生する」と明記。さらに生産期間を「約十年以上」とし、「年間
五十台から百台」と防衛秘に当たる可能性のある生産量を書いている。改良ホークについ
ても同様の記載がある。
町当局は書類の不備を理由に受理せず、町議会は特別委員会を設置して対応を協議して
いる。
装備品の開発中に、受注を前提にした生産工場の建設計画が明るみに出るのは前代未聞
の事態。防衛庁の及川耕造装備局長は「どんなつもりで工場計画を立てたのかは知らない
が、量産契約はしていない」と話し、三菱電機広報部は「ノーコメント」としている。
三菱電機と防衛庁の昨年度の契約額は一千三十一億円で、三菱重工業に次ぎ第二位だっ
た。改良ホーク、シースパローミサイルなど各種誘導弾のほか、レーダーセットなど電子
機器も納入している。
http://www.tokyo-np.co.jp/news/1999070111.html