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◎インターネットの監視必要
米国の民間団体代表が会見
世界11カ国で犯罪防止のためインターネット上の有害情報チェ
ックをしている民間団体「ガーディアン・エンジェルス」の創設者
で米国のカーチス・スリワ氏(45)が30日、東京都内で記者会
見。「表現の自由と犯罪は別物。日本はインターネットが居場所の
なくなった性的犯罪常習者のターゲットになっている」などと話し、
ネット監視の必要性を訴えた。
米国では4年前、監視と教育を目的とする組織「サイバー・エン
ジェルス」が同団体内に発足、インターネットのパトロールを行っ
てきた。スリワ氏は監視の対象について(1)児童ポルノや、ネッ
トを利用した児童に対する性的行為(2)ネット上でのつきまとい
(3)ネット利用の詐欺商法の三つを挙げ「米国ではこれまで約1
0件が、犯罪として立件された」と実績を強調した。
日本でも今年2月に、警視庁や「日本ガーディアン・エンジェル
ス」の協力を得て、有害情報をプロバイダー(接続業者)に警告す
るボランティア団体「サイバー・ウオッチ・ネットワーク」が発足
している。 (了)
[共同 3月30日] ( 1999-03-30-12:33 )