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◎“サイバーポリス”確立を 大阪でハイテク犯罪会議
警察庁は28日、急増するインターネット詐欺などのハイテク犯
罪にかかわる全国警察の専門捜査員の技術や捜査のレベルアップを
図ることを目的にした「技術対策・捜査検討会議」を大阪市内で開
いた。
警察庁によると、ハイテク犯罪は1998年に全国で415件発
生。わずか5年間で10倍以上に増加しており、それに対応する
“サイバーポリス”(電脳警察)の確立が急務としている。
会議には、各管区警察局や都道府県警の情報通信やハイテク犯罪
に携わる捜査員約350人が参加。大学教授ら専門家が、ハイテク
犯罪対策や情報通信技術の最新動向などについて講演した。
警察庁の都甲洋史情報通信局長は「技術革新に後れを取ることな
く、効果的捜査手法の共有や人的ネットワークの構築を進めてもら
いたい」と述べた。
29日の分科会では、警視庁や大阪府警などがハイテク犯罪捜査
の実例を紹介する予定。 (了)
[共同 6月28日] ( 1999-06-28-16:02 )