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1999年3月30日(火) 10時50分
ハイテク犯罪許さない 京都府警が初の対策会議 (京都新聞)
インターネットや伝言ダイヤルを悪用した犯罪に対応するため、京都府警は二十九日、この春に新設した「ハイテク犯罪対策室」の初会議を京都市上京区の府警本部で開いた。今後、ますます多発が予想されるハイテク犯罪の摘発に向けての取り組みを協議した。
ハイテク犯罪対策室は、先の人事異動に伴い、生活安全部や刑事部の捜査員三十二人で発足した。
会議の冒頭、対策室長を務める伊藤孝・生安部参事官が「ハイテク犯罪は、従来の捜査手法ではなかなか犯人検挙に至らない。時代の先端を行く部署に誇りを持って、捜査に当たって欲しい」と、出席した捜査員を激励した。
このあと、捜査員の一人が実際にパソコンを操作して、薬物の入手方法や援助交際の会員募集のホームページにアクセスし、犯罪を誘発するインターネットの一端を紹介した。
府警は、三十一日には府内にある二十五のプロバイダー(接続業者)が参加する「京都ネットワークセキュリティ対策協議会」を設立して、業者側にもインターネット上の違法行為の防止を呼びかける。
[京都新聞 1999年3月30日]