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◎対パ戦争の準備を訴え カシミール問題で印内相
【ニューデリー23日共同】インドのPTI通信によると、同国
のアドバニ内相は23日、北部の都市ラクノーで記者会見し、カシ
ミール問題をめぐりパキスタンと戦争になる可能性は否定できない
として、戦争に対する準備の必要性を訴えた。
内相は「パキスタンには幾つもの権力中枢があり無責任な国家だ」
と述べ、パキスタンからの武力勢力の侵入について、同国軍部が政
府の意向に反して手引きした可能性もあることを示唆。
その上で「戦争にならないとは断言できず、いかなる状況にも対
応できるよう準備すべきだ」と語った。
パキスタン国防省も22日の声明で、和平の機運は消滅しかかっ
ており、インドによるいかなる「陸海空からの挑戦」にも応じる構
えがあると警告していた。
インドは、侵入者の中にパキスタン正規兵が含まれていると主張。
武装勢力の撤退による原状復帰が和平の条件としている。
両国は1947年、65年、71年の3次にわたって戦火を交え
ている。 (了)
[共同 6月23日] ( 1999-06-23-21:30 )