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◎カシミール紛争拡大の恐れも=パキスタン、軍の指揮系統に乱れか
6月14日/14:42
【ニューデリー14日時事】カシミール地方で激化しているインドとパキスタンの軍
事対立の収拾を目指して12日行われた両国外相会談が不調に終わったことで、紛争が
さらに拡大する恐れが出てきた。
一連の対立拡大の過程で明らかになったのは、パキスタンの政府と軍のあいまいな関
係だ。インドは1947年に独立以来、文民政権下にあるが、パキスタンではこれまで
軍事クーデターが繰り返され、シャリフ現政権になってようやく軍部との良好な関係が
構築されたとみられていた。
しかし、今回のカシミール紛争のきっかけとなったインド領内へのイスラム武装勢力
侵入事件では、シャリフ首相には無断でパキスタン軍が関与した可能性が極めて濃厚で
、指揮系統の乱れが指摘されている。