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回答先: Re: 盗聴 投稿者 たけしくん 日時 1999 年 6 月 04 日 00:19:10:
百害あって一利なし
(河上イチローさん 東京都 印刷デザイン関係)
●名称は「通信傍受」ではない
広辞苑によると、【傍受】無線通信で、直接の相手でないものが、
その通信を偶然または故意に受信すること。 したがって、通信傍受
法という名称は無線に限定されるために誤りであり、「盗聴」または
テレビ電話やインターネットも含めて考えるなら「覗き・盗み聴き
法」というべきである。
●無差別盗聴の危険あり
自分は悪いことをしていないから関係ないという人がいる。それは誤
りで、電話には必ず「相手」がいる。たまたま善良なあなたの話相手
が裏で麻薬取引をしていたら、あなたも容疑者だ。そしてプライバ
シーが覗かれる。さらに、国家の敵としてブラックリストに載るだろ
う。 盗聴期間は延期可能だし、しかも盗聴された人への連絡はそれ
から1カ月後。その間、どのような違法行為が行われてもわからな
い。 NTT職員が立ち会いするというが、それで適切に「関係のな
い通信」をシャットアウトできるのか。関係ない通信でも全部聴くか
らこそ盗聴の意味があるはず。つまり、歯止めがない。 盗聴申請し
た理由と別件でも証拠採用可能というが、これは最初から濫用しろと
いうようなもの。「あいつは麻薬をやっている、かもしれない」と言
いがかりをつけて盗聴を開始し、別のことでパクることも可能にな
る。
盗聴法で我々は言いたいことをのびのびと言えなくなる。どこで盗聴
され、それがどのように曲解されて使われるかわからないから。こう
して日本は北朝鮮並みの監視管理国家となる。我々は自由な発言がで
きなくなる。すなわち、思考停止させられる。
また、オウムをつぶすにも何の役にも立たないことは火を見るよりあ
きらかだ。というより、ここでオウムを持ち出すというのは卑怯であ
る。 洋弓事件も根拠なく「盗聴法反対派によるもの」という発表が
あったが、これはまさに世論誘導の悪質な暴言だ。
盗聴法には百害あって一利なしである。
http://members.xoom.com/areopagitica/tocho/