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◎破防法改正を図ると法相 オウムと住民とのトラブル
陣内孝雄法相は31日、法務省で開かれた全国の公安調査局長・
公安調査事務所長会議で訓示し、全国各地で起きているオウム真理
教と付近住民とのトラブルを踏まえ「有効適切な団体規制ができる
よう破壊活動防止法の改正を図る」と強調した。さらに「情報収集
機能の強化を中心とする重点的業務の再構築に取り組む」ことなど
公安庁の課題を指摘した。
木藤繁夫公安調査庁長官も、オウム教団の幹部が年末に出所する
ことで教団再構築に影響が出てくるとの懸念を示し、「(破防法の)
再規制を視野に入れた動向の解明が当面する最重点の調査課題とな
っている」などと注意を喚起した。
一方、野中広務官房長官は31日午前の記者会見で、破防法改正
の法相訓示について「改正を視野に入れて発言したことは大きな意
味がある」と述べた。 (了)
[共同 5月31日] ( 1999-05-31-11:40 )