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回答先: いよいよあと3ヶ月 投稿者 へい 日時 1999 年 5 月 10 日 23:31:57:
カトリック信者の方の掲示板より。マラキの預言について質問した方への信者の方への返答。
(返答1)
聖マラキの「預言」について。この聖人は12世紀の方でしたが、「預言」が世に出たのは16世紀後半になってです。
教皇の位を巡る争いが起こった時、ある聖職者が自分の推す候補を有利にするために引用したのが最初とされています。ちなみに、この候補は教皇になれなかったようです。
よって、この聖職者によって偽造されたのではないかと疑念が当然生じることとなりました。
カトリックの歴史上において、この「預言」は否定的に取り扱われて来ました。
過去400年間に数人の研究家だけが肯定的な考察を加えています。
上記は、かつて私が大学時代に大学の図書館で冨山房のカトリック大事典で調べたことの要約です。
時間が経っているので記憶が曖昧な部分があり、申し訳ありません。
どこかの図書館で、冨山房のカトリック大事典の「聖マラキアス」の項をお調べ下さい。詳細な記載があるはずです。
(返答2)
聖マラキは実在した11,12世紀頃の英国の聖人です。ところがその誉れ高い聖マラキが預言したというふれこみで何百年かあとの人が、歴代教皇のイメージを短い文章で預言したように見せかけました。
もちろん作者は聖マラキのずっとあとに生まれていますから、それらの教皇についてはすでに知識があり、預言でもなんでもありません。自分の世代のあとの教皇については勝手なことを書きました。聖マラキの預言は当時話題になったものの、偽書であることはすぐ見破られました。
近年、不誠実なジャーナリストらが自説を押し通すために、この聖マラキの預言が偽書であることを隠し、再び世に出したのです。そんなわけであの預言書はまったく信頼のおけるものではありません。
という訳でマラキを聖人にした当のカトリック教会では「聖マラキの預言」はまゅっばものだと評価しているようです。
真実は我々が生きている時代に明らかになるでしょう。
最近では散々ノストラダムスを煽って信者を騙してきた阿含宗の桐山なんかも1999年7月後も自分の権威が失墜しない対策として「1999年7の月さらば」なんてふざけたタイトルの本を出しているくらいですから。
あと聖母マリアの御出現でも公式に信仰に値するというのは、ルルド・ファティマ・秋田だけだそうです。