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◎テレゴング自粛を要請 総裁選で自民
自民党は26日午前、「選挙報道のあり方に関する検討委員会」
(委員長・村岡兼造幹事長代理)の第2回会合を党本部で開いた。
自治省は席上、テレビ番組で視聴者に電話投票させる「テレゴング」
を公職選挙法が規定する選挙の報道で利用すれば「人気投票」に該
当し違法−−との見解をあらためて説明。テレゴングの電話投票集
計サービスを提供するNTTも「提供しない」と言明した。
自民党総裁選などは公選法の対象外だが、昨年の総裁選でテレゴ
ングが多用された経緯を踏まえ、自民党側はNTTに次期総裁選で
の提供自粛を要請、NTTも検討する姿勢を示した。村岡氏は会合
後の記者会見で「提供すればNTTを訴えることもあり得る」とけ
ん制した。
会合では、(1)東京都知事選で、立候補を表明していない人物
まで対象にした世論調査報道があり、選挙戦に影響を与えた(2)
公選法はテレビやインターネットなどに対応できていない−−など
の意見も出た。 (了)
[共同 5月26日] ( 1999-05-26-11:08 )