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米のほぼ全核情報を入手 中国スパイ疑惑で米紙報道
【ワシントン15日共同】十五日付米紙ワシントン・タイ
ムズによると、中国による米国の核兵器技術スパイ疑惑を調
べていた米下院特別委員会(コックス委員長)が「中国は米
国の核兵器設計についてのほぼ完全な情報を得ている」との
報告書をまとめた。
報告書はまた、中国が米国から盗んだ技術で作ったとみら
れる中性子爆弾の実験を一九八○年代に五、六回行ったとし
ている。委員会は昨年夏から米国の核兵器研究所を舞台にし
た中国の核スパイ疑惑を調査し、今月末に報告書を発表する
予定。
同紙によると、報告書はこのほか、中国は(1)戦略防衛
構想(SDI)で米国が開発したミサイルや弾頭の推進力に
電磁波を使う「レールガン」技術を九○年代半ばに入手した
(2)ミサイル誘導技術を八○年代に盗み出した―などと指
摘している。
(共同)