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回答先: 露、核戦力強化決定へ イズベスチヤ 投稿者 倉田佳典 日時 1999 年 4 月 28 日 08:36:14:
NATOと対立するWTO(旧ワルシャワ条約機構)の崩壊後、NATOはそのWTO諸国を平和のためのパートナーシップ(PFP)を通じて組み入れてきた。ロシアはここで取り残されまいと、NATOとWTOでの欧州通常戦力条約(CFE)にも柔軟に対応してきたようにみえる。しかし当時のロシア国防大臣グラチョフは「我々はCFEを遵守する決意だが、ヨーロッパの状況が安定しているとの条件の下でのみ遵守されうる」と言明していた。つまりユーゴ内戦が悪化してNATOとの戦争状態にある今、ロシアはCFEの規定に束縛されない独自の戦略を行使する可能性が大きくなったということになる。ロシアの核カードはまだ生きているとするなら、ロシアの核戦力強化のもつ意味は深刻かつ重大なものとなってくる。嶌信彦氏も「いまやロシアにとって、最後の砦は、“核兵器”のみが頼りであり、政治取引カードの武器といえるかもしれない」として、今後のロシアの動きに注目している。以下、嶌信彦氏のページです。