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◆平行滑走路断念なら、対応策は5月中に決定
成田空港の平行滑走路建設問題で、運輸省の黒野匡彦事務次官は二十二日、国際公約ともなっている同滑走路の二〇〇〇年度完成目標を五月の連休明けに断念した場合、一、二週間後の五月中旬から下旬に、新たな対応策を決定する考えを示した。対応策を巡っては、滑走路建設の「一時凍結」も取りざたされており、内容次第では急激に伸びる首都圏の国際線航空需要の新たな受け皿として羽田空港の国際空港化などの議論が活発化しそうだ。
黒野次官はこの日の定例会見で、「(対応策は)いろんな事を考えている」としたうえで、目標を断念した場合、「すこし間を置いて、関係者の合意を得て申し上げたい」と述べた。時期については「短くて一週間、長くても二週間」とした。
平行滑走路の建設工事は一九九三年以降、中断している。用地内には依然、二戸の反対派農家と未買収地約四・八ヘクタールが残っており、約二年の工期から逆算して用地買収の交渉期限とされる五月の連休明けまでの解決は絶望的だ。黒野次官は今月五日、「目標達成は困難」との見通しを明らかにしているが、工事を直接担当する新東京国際空港公団の中村徹総裁は二十二日、「目標の見直しも含めて考える時期にきている」と述べ、次官発言を追認した。
(4月22日20:55) 読売新聞
成田ばかり拡大しても実際に利用する都民にとってはかなり不便、一極集中はもう止めたほうがいいと思います。だからといって横田基地をと言うのも、、論外、現在羽田では中華航空の台湾行きのみとなっています。これから地下鉄も(21世紀に入ってから)開通予定、羽田航空国際化、是非進めてもらいたいものです。