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回答先: Re: 独立宣言を１年延期か アラファト議長 投稿者 韋駄天木村 日時 1999 年 4 月 15 日 02:43:45:
◎イスラエル選挙まで１カ月 右派首相に挑む和平派党首
対パレスチナ強硬派のネタニヤフ首相が再選されるのか、和平派
の労働党が政権を奪還するのか−−。今後４年間の中東和平の流れ
を決める５月１７日のイスラエルの首相公選・国会議員選挙まで、
１カ月に迫った。
焦点の首相選には６人が立候補した。右派与党リクードの党首ネ
タニヤフ首相（４９）と最大野党、労働党のバラク党首（５７）が
共に支持率約３５％で互角の戦いを展開している。新党の中道党か
ら出馬した前国防相のモルデハイ党首（５４）は、組織力や資金面
での脆弱さが目立ち、支持率は１５％程度と、政界再編の夢は空回
りしている。
ネタニヤフ氏は「労働党政権では治安を確保できず、パレスチナ
側に土地を取られるだけ」と危機感をあおって票固めに懸命だ。
これに対しバラク氏は「和平が止まったのはネタニヤフ氏の責任
だ」と宗教勢力や右派に振り回されたネタニヤフ政権を非難。伝統
的な労働党の組織票に加え、浮動票の取り込みを目指している。
しかし、両候補とも当選に必要な過半数に届くのは難しい情勢。
両氏が６月１日の決選投票にこまを進めるのはほぼ確実とみられる。
決選投票を想定した世論調査でも両氏の支持率は４０％前後と伯仲
している。バラク陣営は、決選投票で中道党からの協力を期待し、
主張に大差のない同党の攻撃を極力避けている。
新首相の前には、パレスチナ独立問題などを協議する恒久的地位
交渉の再開や、国内で高まるレバノン南部からの軍撤退など懸案が
山積している。
バラク氏が勝てば、ネタニヤフ政権下で停滞した中東和平交渉が
動きだす可能性がある。しかし前回の１９９６年５月の選挙では、
直前にイスラム過激派による連続爆弾テロが発生。「治安優先」を
訴えたネタニヤフ氏に票が流れ、ラビン首相暗殺で弔い合戦の追い
風を受けていたペレス氏が逆転負けする番狂わせが起きた。今回も
不測の事態が有権者の投票行動を大きく変える可能性がある。
一方、３３党・会派が名乗りを上げた比例代表による国会議員
（定数１２０）選挙の獲得議席予想では、労働党にレビ元外相が率
いる中道派の「ゲシェル」が加わった統一会派「一つのイスラエル」
が、リードしている。（エルサレム共同）
（了）
［共同 ４月１５日］ ( 1999-04-15-14:10 )
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