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◎マケドニアと投資保護協定 5月にと台湾外務次官
【スコピエ14日共同】コソボ難民流入に苦しむマケドニアへの
緊急援助物資とともにスコピエ入りした台湾の李大維外務次官は1
4日、共同通信と会見し、ことし5月のゲオルギエフスキ首相の台
湾訪問時に両国の投資保護協定や二重課税防止協定を結ぶ計画を明
らかにした。
台湾はスコピエに正式な大使館を設置する作業を進めており、次
官に同行した公使がそのまま残留し「10月以降に大使に昇格する」
計画だとしている。中国との断交に反対するグリゴロフ大統領が台
湾を承認しないため、台湾は大使の信任状をマケドニア政府に提出
できずにいるが、10月の大統領選で同大統領が退任し親台湾の大
統領が誕生することに期待している。
1月の台湾とマケドニアの外交関係樹立に反発した中国はマケド
ニアと断交し、コソボ危機の拡大を防ぐ役割を果たしていた国連予
防展開軍(UNPREDEP)のマケドニア駐留延長案に拒否権を
発動した。
李次官はその後のコソボ空爆と難民危機が予想外の展開を見せた
としながらも、「中国は拒否権発動の際に国連部隊の必要性がない
と言ったが、誤った判断だった」と批判した。
(了)
[共同 4月15日] ( 1999-04-15-08:38 )