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◎核兵器と亡命を取引? インド
【ワシントン10日PTI=共同】インドが1959年にチベッ
トの精神的指導者ダライ・ラマ14世の政治亡命を受け入れたのは、
米国によるインド核兵器開発への支援の見返りだったと、当時のア
イゼンハワー米大統領の側近の1人だったウィリアム・コーソン氏
が明らかにした。
同氏によると、アイゼンハワー大統領は、中国のダライ・ラマ迫
害に対する調停を行う過程で、インドがダライ・ラマの亡命を受け
入れる可能性があると判断。難しい交渉相手として知られた当時の
ネール・インド首相の関心を引くため(核兵器開発への支援という)
危険を冒したという。
(了)
[共同 8月10日] ( 1999-08-10-17:59 )