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> 1999年7の月
> 恐怖の大王が空から降ってくるだろう
> アンゴルモアの大王を甦らせるために
> その前後の期間
> マルスは幸福の名のもとに支配するだろう
さて問題です。「7の月」とは一体いつのことでしょうか?
筑紫哲也氏はある雑誌のコラムのなかで「7月」と解釈して書いている。おそらくは多くの人たちが「7月」と思っており、もう予言はハズレたものと安堵しているにちがいない。
ところが、である。旧暦(ユリウス暦)で7月14日〜8月13日だとする解釈もあるようだが(新暦《グレゴリオ暦》はノストラダムスの死後に採用された)、それもまた間違いだという指摘すらある。たとえば古関智也氏は 『飛鳥昭雄の大真実!?』(文化創作出版刊) のなかで、それは「七ヵ月間」なのだとしている。
「『七ヵ月』を七番目の月として、旧暦七月のこととする解釈があるが、それは誤りだ。七月だったら『juillet』という言葉を使うはずだし、他に「Sept mois」とある場合は、七ヵ月と訳されている(四−一〇〇など)。だから、これは一九九九年の七ヵ月間、恐怖の大王が降りて来るという予言だろう」(187ページ)
なお、1999年8月11日のグランドクロスを予言していたのだという占星術的な解釈について、古関氏はこう批判している。
「 一九九九年八月十一日のグランドクロスはなんの関係もない。ノストラダムスは大した天文学者ではなく、惑星運行の誤ったホロスコープを作ったりしているので、、一九九九年のグランドクロスを予測していた可能性もない」(同上ページ)
いずれにせよ、あとしばらく落ち着きませんな(笑)。