大手紙社会部デスクが語る、不審船事件の予定稿 「噂の眞相」1999年5月号p17


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投稿者 倉田佳典 日時 1999 年 4 月 10 日 08:38:21:

回答先: 噂の真相 投稿者 逃亡者 日時 1999 年 4 月 09 日 20:22:23:

時事、讀賣の件、やはり、すくなくとも讀賣?の方は、事前にしっていたようですね。

「噂の眞相」1999年5月号p17

北朝鮮工作船の追跡・発砲事件にシナリオが
ガイドライン早期成立を狙った国家総ぐるみのシナリオにマスコミも堂々と加担

 自衛隊発足以来初の海上警備行動発動となった( “不御船大追跡劇”。3月23日に発見された不響船2隻を、海上保安庁の巡視船が追跡に失敗。このため小渕首相は24日米明、海上自衛隊の海上警備行動の発動を承認。護衛艦や哨戒機が、威嚇射撃や爆弾投下を繰り返し追いかけたが、見事に振り切られたという幕切れとなった。が、この不審船大追跡劇には、それこそ“不審”な点が山ほどあるのだ。
「あの2隻が北朝鮮のエ作船であることはまず間違いありません。が、北の工作船は少なくとも80年代から日本海沿岸に頻繁に出没。海保(海上保安庁)の巡視船が追跡したケースも珍しくない。にもかかわらず、なぜ今回に限って海自(海上自衛隊)が出動するような騒ぎになるのか」(公安ジャーナリスト) 当の海保関係者も首を傾げる。
「ウチと海自の仲の悪さは霞が関でも有名な話なんですが、今回に限って絶妙の連係プレーを見せた,まるで事前に“演習”の“シナリオ”があったかのように、ね」
 この海保関係者の指摘の通り、今回の防衛庁、海自の手際のいい行動は完璧な“シナリオ”に基づいていたのだという。防衛庁関係者が語る。
 「現在庁内では、ガイドライン成立後の課題として、武力衝突そのものの『防衛出動』でも、国内の騒乱に対する『治安出動』でもない、新たな『領域警備』が水面下で研究されている。今回の『海上警備出動』は、この『領域警備」のシミュレーションだったんだ」 つまりシミュレーション通りに“作戦”が“進行”したワケである。が、何と言っても、今回の「追跡劇」で際立っていたのは、官邸の迅速な対応だった。
「対策室の設置といい、わずか20分という首相のスピード決断といい、防衛庁が描いたシナリオ通りですよ。その証拠に会見に出ていた野呂田(芳成・防衛庁長官)や山本(安正・海上幕僚長)には全くと言っていいほど緊張感がなかった」(大手紙政治郎記者)
 そして実は、この政官による“シミュレーション”に、マスコミも加担していた節があるのだ。大手紙社会部デスクが語る。
「ウチが速報を流したのは23日午後9時過ぎなんだが、その時点で原稿には二十四日午前零時五十分』という海上警備行動の発動時刻が入っていただけでなく、24日午前1時19分に、護衛艦が不審船に威嚇射撃を行った時間までが記されていたんだよ」
 新聞社が事態を予測し、予定稿を作るのはままある。が、前例がないにもかかわらず、これほど正確な予定稿を作ることができたのはなぜなのか。防衛庁詰め記者が語る。
「海保が追跡を断念した時点で、その後の海自の行動はすべて決まっていたんです。不審船を取り逃がすところまで、ね。もちろん、我々もその“シナリオ”の内容は、結末を含めて23日の夕方時点で分かっていましたが。」
 もうお分かりだろう。つまり今回の“大追跡劇”は政官が作ったシナリオに、マスコミがワル乗りするという、とんだ“茶番劇”だったというワケである。この“茶番劇”の目的が自衛隊法の「改正」、ひいてはガイドライン関連法案の早期成立にあるのは言うまでもない。こんな“猿芝居”で世論誘導を目論むとは、国民も随分ナメられたモノである。

p39には、革マル派(解放社)の1/3ページ広告あり。(^-^;




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