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回答先: チェチェン勢力とロが交戦 ダゲスタンで緊張高まる 投稿者 倉田佳典 日時 1999 年 8 月 09 日 07:57:21:
◎武装勢力に大規模攻撃開始 ロ軍ら、南部の占拠事件で
【モスクワ9日共同】ロシア南部ダゲスタン共和国で隣のチェチ
ェン共和国から越境した数百人のイスラム系武装勢力が複数の村を
占拠した事件で、ロシア国防省、内務省軍などは8日、武装勢力に
対し、ヘリでの空爆や砲撃などの大規模な攻撃を始め、双方に死傷
者が出ているもようだ。タス通信などが伝えた。
1996年にチェチェン紛争が停戦して以降、北カフカス地方で
最大規模の衝突に発展する可能性がある。
エリツィン大統領の指示で8日にダゲスタン入りしたステパシン
首相は、国防省軍のクワシニン参謀総長らとロシア側への武器補給
などを協議。ミハイロフ政府情報局長はロシア側がミサイルなどあ
らゆる武器を使用していることを確認し、部隊の増強を続けている
と指摘した。
インタファクス通信によると、占拠されたダゲスタン共和国ボト
リフ地区からは女性や子供ら約2000人が避難したが、男性住民
らは武装勢力側の人質になっている。避難民らによると、武装勢力
はチェチェン共和国の強硬派のバサエフ司令官が指揮しており、
「イスラム宗教国家」の樹立を要求しているという。
一方、バサエフ司令官らと対立する穏健派マスハドフ大統領のチ
ェチェン共和国政権側は事件と無関係と主張している。近隣の北オ
セチア共和国でも8日、内務省軍兵士らが武装グループに襲撃され
2人が死亡する事件が起きた。 (了)
[共同 8月 9日] ( 1999-08-09-07:49 )