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◎火星でほほ笑むスマイル 米探査機が撮影
【ワシントン11日共同】火星の表面でにっこりほほ笑むスマイ
ルマークを、米火星探査機マーズ・グローバル・サーベイヤーが撮
影。米航空宇宙局(NASA)が11日、画像を公開した。
スマイルは、火星南半球のアージャイル平原の東端にあるクレー
ターがつくり出した自然の造形。クレーターの直径は約215キロ
ある。正式名称はガレクレーター。
1976年に米火星探査機バイキング1号が初めて撮影、ハッピ
ーフェースクレーターの通称がついた。サーベイヤーは高度約37
0キロの上空から撮影した。
サーベイヤーは、火星の詳細な地形図作りを目的に96年11月
に打ち上げられた。97年9月に火星軌道に到着したが、アンテナ
の不具合などで本格的な観測開始が今月までずれ込んでいた。
NASAは「スマイルマークには、やっと観測にこぎつけた関係
者の気持ちが表れているようだ」としている。
(了)
[共同 3月12日] ( 1999-03-12-07:34 )