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回答先: 「電通公害」 投稿者 明星 日時 1999 年 3 月 10 日 10:14:52:
「週刊現代の漫画のように、裏の部隊があり解決しているのでしょうたぶん」
Re.「電通」に限らずマスコミ業界は、口で学歴主義の打倒、実力主義の採用をほざきながら、コレほど学歴がモノを言う業界はない。
なぜなら、「電通」のお得意様は全て超一流企業・中央官庁の宣伝部門だから。「ああ、キミも慶応なの」とか「同じゼミの出身なの」といったことが商談を円滑に進める上で大きな影響力を持つから。
そのうえ、これら超一流大学出身者の中から、何百倍という激烈な入社競争をくぐり抜けてきた人が採用されるから、電通の新卒入社試験はある意味で、慶応・早稲田の一流私大出身者にとって、東大法学部卒が大蔵省に採用されると同じぐらい高いハードルであるといえる。
彼等がその結果「世論を創ってやる。変えてやる」という激烈なエリート意識を持つようになるのは当然。
じゃあ三流・二流私大出身者は電通には入れないの?
「Yes新卒採用では難しい」
「めったにない中途採用を期待して広告プロダクションの奴隷労働から一歩一歩階段を上がってください。それも35歳ぐらいまでに、上場企業クラスのテレビ広告で団子三兄弟クラス並のヒットをとることができればという条件がありますが・・・」
じゃあコネを使えばどうなのか?
大体、コネ入社が横行する広告業界にあって、電通ほどコネ入社のハードルが高い会社も珍しい。
電通にコネで採用されるのは毎年2〜3名。
メーカーが取引先の親族を採用側から頼んでコネで入れるのに比べればどぶ川と清流程の違いがある。
コネ入社をするには、まず父親がソニークラスの企業の宣伝予算の最終決済権を握る役員であり、なおかつクライアント企業の中でも将来社長になることが期待できる有望な人物でなければならない。
それでもその父親が失脚したり、定年になったり、広告と関係がない部門に配置転換されたり、はたまた発注先を博報堂にしたりすれば悲惨なもの。コネというアンフェアな手段を使った貴方を見る同僚の目は冷たいものに変わり、次の人事異動で「資料室」などの閑職や「アド電通大阪」などの求人広告専門子会社で町工場相手のどさまわり営業の辛酸を舐めるハメになる。
(日産自動車がかつて広告発注を電通⇒博報堂に変えた時、日産関係のコネで入ったぼんぼんドモが何十人と悲惨な目にあったそうな!)
で、私のお奨めですが、それでも「どうしても電通に入りたい」関関同立クラス以上の大学生のみなさん、「電通ブランド」が欲しいなら、クリエーティブやAEは諦めて少し違った視点でモノを見てみれば。
なにせ「CED」のバッチさえ手に入れてしまえばこちらのもの。給料は高いし、福利厚生もバッチシ!SEXの相手にも不自由しませんしね。
オススメはどの企業にも必要な、それでいて表立って評価されることのない裏方部門「総務」「経理」。
なにせ、これらの仕事をしたいからといってワザワザ電通を受ける学生は少ないし、上場を控え「総会屋さん」といった方々とのアンダーグラウンドなトラブル処理をする「総務」や、制度会計を司る「経理」の人材は求められている筈だから。
といっても、専門職意識の高い広告会社のコト、ただボーツと学生生活を送っているだけではこんな「穴場」にさえ採用されることはないですよ。
少なくとも司法試験1次や公認会計士1次、税理士5科目合格位の専門知識+TOEC600点以上の英語力+αマスコミ業界の仕組についての基礎知識は必要ということです。
あとは入社して仕事も♂♀もバコバコやりまくりましょう♪