「脱水」が大震災誘発か 愛媛大助教授グループ


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投稿者 倉田佳典 日時 1999 年 3 月 08 日 18:17:36:

回答先: 満月トリガーの上に惑星直列トリガーが重なっており、トリガー力は阪神大震災発生時に匹敵 投稿者 たけしくん 日時 1999 年 3 月 02 日 13:47:24:

◎「脱水」が大震災誘発か 愛媛大助教授グループ

 1995年1月に起きた阪神大震災は、西南日本の下に沈み込ん
でいるフィリピン海プレートからしみ出た水分が、震源となった野
島断層などに浸透し、滑りやすくして断層のずれを誘発した可能性
があるとの研究結果を、愛媛大理学部の趙大鵬助教授(地震学、地
球物理学)のグループが、25日発売予定の地球科学・海洋学専門
誌「月刊地球」4月号で発表する。
 同グループは、九州東部、四国、中国、近畿の各地方で、阪神大
震災が起こる前の93年中に起きた微小地震と、震災直後から95
年6月までの余震の計1205の地震から得た約5万のデータを地
震波トモグラフィー手法で解析。地殻と上部マントルの構造を立体
的に表し、地震波の速度変化分布図を作った。
 この結果、阪神大震災の震源(淡路島)の周辺で地震波が通常よ
り約6%遅いことなどが分かった。地震波は地殻が柔らかいか、高
温だと遅くなる。同震源周辺に火山やマグマだまりはなく、プレー
トからの「脱水」で地殻が柔らかくなり、地震波が遅くなったとみ
られるという。
 プレートが沈み込むと、鉱物の化学反応によって水が生じ、圧力
の低い地殻、断層といった上部へ脱水することは既に判明している。
 同グループは、紀伊半島や四国で発生する地震についても、フィ
リピン海プレートからの脱水が地震を誘発しているのではないか、
と推測している。
 趙助教授は「研究成果は、地殻深部の岩石の割れ目に水分がたま
っている断層地域では原発やダムの建設を避けるなど、防災対策に
生かせるのではないか」と話している。         (了)


[共同 3月 8日]  ( 1999-03-08-16:29 )




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