Tweet |
◎コソボ和平にドール特使、ソロス氏も 米国務長官が要請と米誌
【ニューヨーク28日共同】3月1日発売の米誌ニューズウィー
ク最新号は、ユーゴスラビア・コソボ紛争をめぐる和平交渉に絡ん
で、オルブライト米国務長官が共和党の米大統領候補だったボブ・
ドール前上院議員にアルバニア系住民強硬派の説得を要請、ドール
氏は近くコソボ自治州入りすると報じた。
同誌によると、オルブライト長官はフランスのランブイエで行わ
れたコソボ和平交渉が自治に関する部分合意に終わったことに強い
不満を抱いている。
特に、オルブライト長官が2日間の交渉後、電話をかけたアルバ
ニア系住民武装組織「コソボ解放軍」のデマチ政治代表が「電話一
本でこの紛争が片付くとでも思っているのか」と言い捨てて電話を
切ったことに憤っているという。
オルブライト長官は既にドール氏にデマチ代表説得を依頼、ドー
ル氏も電話で代表と話したが、成果はなかったという。
長官がなぜドール氏を選んだかは不明だが、長官はこのほかにも、
コソボのアルバニア系報道機関に資金援助をしている投資家のジョ
ージ・ソロス氏にも説得を要請しているという。 (了)
[共同 3月 1日] ( 1999-03-01-10:08 )