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◎2000年問題でロシア重要
CIA副長官が証言
【ワシントン24日共同】米中央情報局(CIA)のゴードン副
長官は24日、米上院軍事委員会の公聴会で、2000年にコンピ
ューター誤作動が懸念される2000年問題について、ロシアの抱
える問題の重要性を強調した。
副長官はコンピューターの誤作動で核兵器やミサイルが自動的に
発射されることは否定したものの、早期警戒システムが敵のミサイ
ル発射に関する誤った情報を流す可能性を指摘。
また旧ソ連や東欧に多数あるロシア製の原発で、コンピューター
誤作動により冷却水調整装置などが誤まって作動したり、欧州で消
費される天然ガスの3分の1以上を供給しているロシアのガス・パ
イプラインが故障する可能性を指摘し、重大な影響が出かねないと
警告した。
中国については問題に気付くのが遅れ、通信や電力、金融機関へ
の悪影響を懸念。世界中の港湾や船舶のほとんどが2000年問題
への準備ができていないことから、原油の供給も気掛かりとした。
(了)
[共同 2月25日] ( 1999-02-25-09:51 )