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◎共同ミサイル警戒センター 米ロが設置で合意とロ紙
【モスクワ23日共同】ロシア有力紙イズベスチヤは24日付早
版で、ロシア訪問中のタルボット米国務副長官とプリマコフ・ロシ
ア首相が、ミサイル発射を監視する早期警戒システムのコンピュー
ターがコンピューターの2000年問題などに関連して誤作動する
危険防止のため、米ロ共同の早期警戒センターをモスクワ郊外に設
置することで合意したと報じた。
昨年9月の両国首脳会談での包括的なミサイル早期警戒システム
の構築に関する合意に基づいた措置だが、米側は同システムをはじ
めとするロシア国防省の2000年問題への取り組みの遅れに強い
懸念を表明、タルボット副長官に先立ち、米国防総省代表団をモス
クワに派遣してロシア国防省と協議を続けていた。
同紙はセンターがことし9月までという短期間に設置されるのも
こうした米国側の懸念があったためだと指摘。最初に共同センター
の信頼性が試されるのが、コンピュータの時計の中で「9」が4つ
並ぶ「99年9月9日」になると指摘している。
(了)
[共同 2月24日] ( 1999-02-24-06:58 )