Tweet |
回答先: 所沢市掲示板(1999-02-14 10:47)NO.6 投稿者 たけしくん 日時 1999 年 2 月 14 日 10:55:10:
東京都立衛生研究所ホームページより
ダイオキシンは、ベトナム戦争時に使用された枯葉剤
(2,4,5−T)に、不純物として含まれていた毒性
物質として有名です。ベトナムにおける流産や先天異常
児の多発、ベトナム帰還米兵のガンの多発などは、この
影響であると指摘されていました。
ダイオキシンによる環境汚染は、日本でも、かなり前
から問題視されています。ダイオキシンは廃棄物焼却や
金属精錬の際に発生したり、農薬等各種の化学物質を製
造する際に副生するなどの例が知られていますが、中で
も廃棄物焼却が最大の原因であると言われています。
ところが、最近になって、これまで知られていた発ガ
ン性を示すレベルの量よりも更に微量のダイオキシン
が、子宮内膜症とそれに伴う不妊症の原因ではないかと
疑われるようになり、社会的な関心が一層高まっていま
す。
低濃度のダイオキシンが環境や人体に与える影響が大
きいことが判明したことから、現在、東京都は勿論のこ
と、国を挙げてダイオキシン対策に取り組んでおり、今
後、焼却時のダイオキシン発生抑制等の対策が進められ
ることとなります。
環境中に排出されたダイオキシンは、空気、水などと
ともにヒトの体内に取り込まれることもありますが、量
的に最も多いのは、食品と一緒に入ってくるものである
ことが判っています。
ここでは、ダイオキシン問題の概要とともに、食品と
の関係についてご紹介します。