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回答先: 馬? 投稿者 明星 日時 1999 年 2 月 13 日 05:59:58:
1999年2月13日 大阪新聞
たけし、舛添氏の選挙参謀
勝手連で都知事選応援
4月の東京都知事選に立候補を表明した国際政治学者の舛添要一氏(50)に13日、強力な応援団が現れた。タレントのビートたけしさんら親しい著名人が勝手連をつくって選挙戦をともに闘うというのだ。舛添氏は本紙の取材に対し「副知事を6、7人置いて大統領制のようなシステムにしたい」と大胆な都政改革案も明言。たけしさんや巨人の長嶋茂雄監督もそのポストの“有力候補”という。型破りな“公約”と選挙戦で挑む舛添氏は、間違いなく乱戦・知事選の台風の目だ。
「首都を変えることは日本を変えることにつながる」−。昨12日、東京都内のホテルで出馬表明の会見を開いた舛添氏は、決意をこう語った。
「スポンサーは都民。選挙資金はカンパでやる」と無党派、無所属の出馬で“市民派”を強調した舛添氏。ハナから組織などはないが、選挙戦ではどうやら力強い味方が現れそうだ。舛添氏と親交のある著名人や文化人が勝手連的に応援団をつくるという動きがあるのだ。
そのメンバーには、タレントで映画監督のビートたけしさんや、辛口批評で知られる女性研究家で法政大学教授の田嶋陽子さんらの名前が浮上している。
舛添氏とたけしさん、田嶋さんの3人は、テレビ番組「たけしのTVタックル」(ABC)で共演するなど、古くからつきあいがある。勝手連が具体的にどんな陣容で始動するのかはまだ明確でないが、「舛添さんの出馬は周囲も好感を持って受け止めており、選挙となれば、たけしさんら親しい人に声がかかり、彼らが何らかの形で協力する可能性は高い」(放送関係者)という。
舛添氏も勝手連ができることについては「そうなってくれれば心強いし、うれしい」と歓迎の様子。“硬軟”各界に顔が広い舛添氏だけに、応援の輪がどんどん広がっていくことも考えられる。
その舛添氏。会見後、本紙の取材に答え、「知事の下に閣僚のように副知事を6、7人おいて、都政を“大統領制”のような形にする」と大胆な都政改革プランを披露した。
「従来のように顔の見えない副知事ではだめだ。ゴミの問題、交通の問題…とさまざまな分野に担当の大臣を置き、副知事とする。必要なら8人でも9人でもいい。登用は民間や都議会からを考えている。優秀な人であればもちろん役人からも採る。いわば東京の英知を結集し、みんなで力を合わせ、政策をはっきりさせようということです」
12日の会見には選対本部長を務める自民党の栗本慎1郎衆院議員も同席したが、舛添都政が誕生すれば栗本氏が副知事として“入閣”することがまず決定。
残りの人選について舛添氏は「名前がまだ出せる段階ではない」としながらも、一部報道で名前が取りざたされた、たけしさんや、長嶋監督もターゲットに置いていることを明かした。「たけしさんは友人。はっきりものを言うし、なってくれればいいが…。“ミスター”も発想が明るいし、いいですね」と舛添氏。
目玉構想となる副知事“大臣制”。特にタレントだけでなく映画監督、文化人としての顔も持つたけしさんについては、「冗談でなく、要チェック」(都庁関係者)との声も聞かれる。
たけしさんは昨年2月、都庁で行われた都民文化栄誉章の授章式で、青島幸男知事から表彰状を受け取り、「次は私が知事に…」とあいさつ、爆笑を誘った。また、一部マスコミで「オイラを副知事に任命してくれ」ともアピール。いずれも半ばジョークの発言だったが、ことここに至って他陣営も発言の真意を詮索するのに躍起だ。舛添氏自身はまだ打診をしたわけではないが、「たけし副知事構想」が混迷知事選の焦点となるのはまちがいなさそうだ。
http://cgi.jp.osakanews.com/cgibin/osknews/articles/showarticle.cgi/news/1999021303