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◎ダイアナ文書入手に道
CIAなどに提出命令
【ロンドン10日共同】10日の英紙タイムズによると、ワシン
トン連邦地裁はこのほど、パリでダイアナ元英皇太子妃とともに交
通事故死したドディ・アルファイド氏の父親モハメド・アルファイ
ド氏の請求を認め、米中央情報局(CIA)など米情報機関に対し、
所有する元妃に関する情報の提出命令を出した。
各情報機関は今後30日以内に、この命令に対する異議を申し立
てることができる。しかし命令が確定すれば、約1000ページあ
るというCIAなどのダイアナ文書が父親に渡されることになる。
これらの文書は、国家安全保障を損なう可能性があるとして極秘扱
いになっていた。
アルファイド氏側は、米国の情報機関はダイアナ妃が死去した当
日の夜まで、その動きをモニターしていたとしており、これらの文
書に、ドディ氏との婚約発表の予定などについての元妃の発言が記
録されている可能性を示唆している。
メリーランド州の裁判所は当初、この請求を不適切として却下し
たが、連邦地裁は父親を「利害関係者」と認定して、請求を認めた。
(了)
[共同 2月10日] ( 1999-02-10-13:25 )
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