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回答先: Re: 「イルミナティとフリーメイソンは全然違う」か否か？ 投稿者 明星 日時 1999 年 2 月 05 日 21:00:29:
Bavarian Illuminati の創始者ヴァイスハウプトについて。
ヴァイスハウプトの生涯は現在となっては、確実な証拠がなく、
解釈がかなりまちまちである。
共通している事は、イエズス会修道士 (Jesuits) でありババリアの Ingolstadt の大学 で教師をし、
その後、イエズス会と反発し フリーメーソンリーと関係をもち新しい結社をつくるが、
ババリア政府から迫害と追放受けたという事である。
その後、魔王のユダヤ教会 (Synagogue of Satan) をつくる意図の基本計画を書いたり、
フランス革命を成功させた、
世界中の政府と宗教の破壊を行い、 世界政府をつくろうとしている、
世界中に革命を引き起こした、
２つの世界戦争を起こした、
国際連合やCouncil on Foreign Relationsなどをとおし世界陰謀をおこなっている、
などすべて何でもかんでもババリアのイリュミィナティに結びつける、陰謀本のネタに
されている傾向がみられる。
ここでまずイリュミィナティ＝Bavarian Illuminati ではないという事を理解してほしい。
当時、Illuminatiまたはそれに似た「会」がヨーロッパで多く存在しては消えていったと思われる。
Bavarian Illuminati が注目されたのは、教会との対立なのか、本当に政府を転覆しようと
したのか原因は定かではないが、ババリアの政府がBavarian Illuminati を追放し
ババリアのフリーメーソンリーロッジが同時に廃止されたという事実があった可能性が高い
という事である。そしてフリーメーソンリーの記録にも存在するという理由があろう。
その後、英国でいくつかの出版物があり、Bavarian Illuminati は陰謀の結社、
陰謀を計画している、など陰謀のネタにされ存在が広まった。
（秘密結社の陰謀本として世界初となったのが、Bavarian Illuminatiについてであると言われているようだ）
１８世紀、当時の世界情勢を考えると、フリーメーソンリー、バラ十字団、イリュミィナティなど
秘密結社が猛烈な勢いで拡大していた時期であり、キリスト教はもちろん、君主制、封建制が変わろうと
している時期であった。それは、秘密結社の陰謀と言っていいものなのか、歴史の必然な流れなのかわからない。
アメリカに見られるように当時は、秘密結社が政治に大きく関わっていた時代でもあった。
現代の我々には想像もつかないスピードとエネルギーで俗に言う意識の改革が進んでいったのだろう。
しかも、Illuminati は左翼革命結社のモデルになり、マルクス主義に少なからずも影響を与えたと言われている。
ここにフリーメーソン側からのババリアのイリュミィナティについての資料がある、
信頼性はわからないが、フリーメーソンからの見方が理解できる。
また、イリュミィナティのもう一人の創設者と言われる、フリーメーソンのKnigge男爵についての
記述がみられる。
「コイルのフリーメーソンの百科事典」から
１９６１年、ヘンリー・ウィルソンコイル (Henry Wilson Coil) 第３３階級。
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この結社は最初に Perfectibilists の結社 (Order of Perfectibilists) と呼ばれた、
１７７６年５月１日に、ババリア (Bavaria) で、アダム ヴァイスハウプト (Adam Weishaupt) によって結成される、
Knigge 男爵と他の人たちの援助をうける。
１７８４年に鎮圧され、そしてその世紀末に完全に姿を消した。
それは始めはフリーメーソンではなかった。
フリーメーソンの権威によって、設立されたわけではない。
けれどもそれは、フリーメーソンの儀式を真似した。
そして集団に多くの有名なフリーメーソン団員 (Freemasons) を持っていた。
フリーメーソン団(Freemasonry) は Illuminati の逸脱した理由から非常に多くの公然の非難を受け取った。
そしてフリーメーソン団 (Freemasonry) の敵は Illuminism とフリーメーソン団(Freemasonry) が同じであったという考えを促した。
アダムヴァイスハウプトはIngolstadt の大学においての教会法の教授であった。
結社の創立の考えは相互の貢献、協議と哲学的な論議によって考えられた。
悪の進歩に反対し、道徳と美徳を増加させるべき、世界の改革のために設立された。
すべての目的は、「 完全になれる人の結社 」あるいは「完全主義者」（"Order of Perfectibilists" or "Perfectionists"）という名前で表現された。
それは間もなく「 Illuminati 」に変えられる、よく言えば"intellectually inspired"
（知的に霊感を受けたもの、知的にインスピレーションを受けたもの）である。
多くの他の発起人のように、 Weishaupt は彼の組織に推進力とバラスト両方を与えるためにフリーメーソン団Freemasonry) の支援を求めた。
けれどもあまり Illuminism に手を貸さないうちにフリーメーソン団 (Freemasonry) は手を引いた。
彼が以前はイエズス会修道士 (Jesuits) に属したけれども、
彼は１７７７年にフリーメーソン団員 (Freemasons) のロッジへの入る許可を得た。
皮肉にも、それは「注意のロッジ」"Lodge of Caution"と呼ばれた。
我々はアドルフ・フランツ・フリードリッヒ 男爵 Von Knigge (Adolph Franz Friedrich Ludwid Baron Von Knigge) とWeishaupt がどのように結び付いたかは知らない。
なぜなら後者は北ドイツ (North Germany) に住んで、貴族であった。
そして、１７７３年、フリーメーソン団 (Freemasonry) に入会した。
１７８０年に、 Weishaupt は北に Illuminism を伝えるためにCostanzo侯爵 、
を緊急派遣した、そして Knigge はたぶんその時最初に会に興味を示した。
彼は、計画が明らかにされた時、よりいっそう熱狂的になって、そして、
１７８１年に、ババリア (Bavaria) を訪問して、 Weishaupt の材料のすべてに
フルのアクセスを受け取る招待を受けた。
結社は最初、非常に人気が高くて、 そして引き付けられたと言われる。
それはその名簿の上に２０００名の名前があった。
そしてフランス 、ベルギー 、オランダ 、デンマーク 、スウェーデン、ポーランド 、
ハンガリー とイタリア に広がった。
Knigge は、特に、高度に敬謙な、そして知的な男であった。
反キリスト教の他のいかなる結社と何も関係を持っていなかったであろう。
悪意がある攻撃と非難が 大きい影響力を持った。
Illuminati は非常に隠しだてした。
古典の名前によって装い、彼ら自身と彼らの支部を識別した。
例えば、 Weishaupt が Spartacus 、 Knigge が Philo 、 Ingolstadt の本部が Eleusis 、AustriaがEgypt など。
日付けが一種の暗号で与えられた。
３つの主要なクラスに分けられた。
そして次のように階級からなる。
I-The Nursery
1. Preparatory Literary Essay
2. Novitiate
3. Minerval
4. Minor Illuminatus
5. Magistratus
II-Symbolic Freemasonry
1. Apprentice
2. Fellow Craft
3. Master
4.(a) Scots Major Illuminatus
(b) Scots Illuminatus Dirigens
III-Mysteries
1. Lesser: (a) Presbyter, Priest, or Epopt,
(b) Prince or Regent.
2.Greater: (a) Magus; (b) Rex or King (これらの後の階級は決して完成されなかった).
Illuminati はついに共に内部の、そして外部の混乱によって悩まされた。
なぜなら Weishaupt は Knigge の儀式の行為のいくらかに欠点を見い出した。
それは変えられ、 Knigge は１７８４年に嫌悪の念を抱いて辞任した。
イエズス会修道士 (Jesuits) は初めからIlluminati と戦っていた、
そしてやがてすべての司祭はその活発な敵になった。
１７８４年６月２２日の布告で多くの Illuminati は刑務所に入れられと、
Weishauptらは、国から逃げることを強いられた。
最初の布告がすでに従われていたけれども、それは１７８５年３月と８月に繰り返された。
Illuminism だけではなくフリーメーソン団主義 (Freemasonry) もババリア (Bavaria) で根絶された、
そしていずれも今までにその前のポジションを取り戻さなかった。
Illuminati は１８世紀の終わりまでに完全にどこでも姿を消したように思われる。
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ババリア (Bavaria) の Illuminati の創設者は、 Inglstadtで１７４８に生まれて、１８１１年に死んだ。
彼は法律の教育を受けた、そして Ingolstadt の大学 (University of Ingolstadt) において
１７７２年に教授のランクを達成した。
彼は,イエズス会修道士 (Jesuits) によって教育された、しかし彼らに対する嫌悪を獲得していた。
そして彼の専門的な分野で、彼は間もなく牧師全体との対立をした。
部分的に彼が教会法 (Canon Law) の椅子を持ったからで、それは常に聖職者によって持たれた。
会議で彼の学生と一緒に彼は宗教と哲学の上に進歩的な考えを打ち出したした。
そして彼は間もなくモラルを促進するかもしれない賢明で知的な人々の非公開の協会を考えた。
この考えは Illuminates あるいはIlluminati として実現した。
最初フリーメーソン団主義 (Freemasonry) との関係は持っていなかった 。
１７７７年に、 Lodge Theodore of Good Counsel に彼は入った。
ある人たちによって翻訳されたのは Lodge Theodore of Caution ミュンヘン (Munich) の。
そしてその時から、彼は彼の Illuminati とフリーメーソン団主義 (Freemasonry) の問題を
相互に関係づけようと努めた。
彼は有能で高潔な北ドイツのKnigge 男爵 と一緒に間もなく協会を組織した。
そして２人は、イエズス会修道士 (Jesuits) とローマカトリック教の (Roman Catholic) 牧師の反発が
なかったら彼らの目的と良いものを達成したかもしれない。
若干の儀式の解釈の上で、 Weishaupt と Knigge は同意することができなかった。
文献から、 Illuminism の問題とフリーメーソンの作家の酷評から。
我々はこの結社あるいは運動が長い時続いたと考えるかもしれない。
けれども劇全体は１７６６年に完全論者の組織と一緒に封切られ、
そして、１８年後に１７８４年に、ババリアの政府はすべての秘密の協会を禁止した。
次の年、 Weishaupt は彼の、大学 のポジションから解任されて、そして国から追い出された。
彼は Gotha に逃げて、彼の死まで１８１１年に、そこに残留した。
Gotha で、彼はIlluminism について多くの仕事を出版した。
"A Picture of Illuminism" １７８６
"A Complete History of the Persecutions of the Illuminati in Bavaria" １７８５
「ババリア (Bavaria) で Illuminati の迫害の完全な歴史 」
"An Apology for the Illuminati" １７８６ 「 Illuminati の謝罪」
"An Improved System of Illuminism" １７８７「 Illuminism の改善されたシステム」、
その他。
しかしながら、彼は少なくとも２つの強力な力の犠牲者であったように思われる。
最初に、ローマの教会 (Church of Rome) とババリアの政府の執念深い憎悪。
そして、第二に、彼自身のIlluminism のよう
な多かれ少なかれ秘密の動きで革命家に着手する方法の不適当な判断。
彼は実を言うとイエズス会修道士 (Jesuits) の方法を用いていた。
なぜなら彼のすべての結社は（今まで）スパイとカウンタースパイで構成されていたように思われる。
そしてただたくらむことに最も熟練した彼らとの策略だけが促進された。
志願者はすべて偽名を持っていた。
Weishaupt はSpartacus である。
そして彼らの疑いをもたらした事についてあまりにも探求的になった人たちが生じた。
もし目的が哲学的で、倫理上であるか、あるいは精神の心あるいは救済の改善のためであったなら。
それはそれほど隠しだてする必要はなかった。
そしてフリーメーソンの見地から、 Weishaupt は伝達手段として彼の策謀のために
兄弟愛を使うことは正当ではなかった。彼は良くも悪くも、あらゆる前例をつくった。
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ババリアのイリュミィナティは消滅したと言われるが、イリュミィナティ自体は
ババリアだけに限局したわけではないし、新たに組織されている可能性もあるので（だからどうしたのと思うが。）
イリュミィナティは存在しないとは言えないだろうが、
荒唐無稽にすべてをイリュミィナティに結びつける、商業や思想、団体に惑わされてはいけないだろう。
イリュミィナティは啓明社と訳されているが、当時は啓蒙の時代であった。
啓蒙主義について言うと、
啓蒙主義 enlightment
啓蒙とは暗闇を明るくするという意味で、１８世紀ヨーロッパの支配的な思想。
中世の封建的・神学的な思想を脱して、理性・人間性を重視する。
啓蒙主義の合理主義的精神は、近代科学の基礎を作るとともに、近代の産業資本主義の
発達の原動力にもなる。
代表的な思想家はイギリスのロック、フランスのボルテール、ルソーらであり、
彼らの思想が、フランス革命の導火線になったといわれる。
また哲学者ニーチェは言った。
「神の死」
西欧思想の長い伝統の中では、すべてが神を頂点とする階層的な秩序の中で理解されてきた。
そしてそのことが、西欧の思想・文化のすべての領域のなかで大きな影響をもっていたのである。
そうした考え方を否定するためにドイツの哲学者ニーチェが唱えたのが
「神は死んだ」という考え方である。
ニーチェはそれによって、それまで支配的であった神による支配と
それに関係するあらゆる見方をくつがえそうとした。
そして現代思想はまさにニーチェのいう神の死という状況の中で展開しつつある。
その意味で神の死は現代思想の出発点にある思想である。脱構築と深く関係する。
長文を最後までご覧下さりありがとうございます。
イリュミィナティとフリーメーソンの関係に少しは参考になったでしょうか？
訳は間違っているかもしれませんが、飛ばしてください。
空耳という事で勘弁してね。他に資料がある方はファローよろしく！
では、三角形と一つ目は、何なのでしょうか？
つづく
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