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◎エイズワクチンの人体試験
米国立感染症研究所
【ワシントン8日共同】米国立アレルギー感染症研究所は8日、
エイズが猛威を振るっているアフリカでもエイズワクチン人体試験
を開始した、と発表した。
試験は、エイズウイルス感染率が都市部で10−25%に達し5
0万人近い死者が出るなど、感染拡大防止が緊急課題となっている
ウガンダで実施。当面40人の男女を対象に1年間実施して、安全
性などを確認。有望と分かった場合、数を増やして予防効果を確か
める試験に進む。アフリカでのエイズワクチン試験は初めて、とい
う。
同ワクチンは、人間には無害な種類のウイルスにエイズウイルス
の遺伝子を3個組み込んだアルバックと呼ばれるワクチン。米国と
フランスでは既に、800人を対象にした人体試験が始まっている。
(了)
[共同 2月 9日] ( 1999-02-09-07:03 )