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回答先: Re: 「イルミナティとフリーメイソンは全然違う」か否か? 投稿者 通行人 日時 1999 年 2 月 03 日 02:58:42:
早速のフォロー、ありがとうございます。
一方的なリンクを辿る方法での情報習得は、得てして独りよがり(端からみて只の馬鹿)に陥る危険性を、多分に孕んでいることが良くわかりました。
「シオン老人の議定書」については後でアップする事にし、「イルミナティ」「フリーメイソン」について検証するための資料(私向け)をアップします。
「イルミナティ」「フリーメイソン」が、一体何であるかは、やはり、団体に関係された方の発言が最も信頼できる様な気がします。
「フリーメイソン」を陰謀論から隔離したかたちで言い表せば、人種を超えた「友愛」精神をスローガンとした互助(修養)団体である、と言えましょう。
上位階に到達するには時間を要するので、当然社会的ステータスのある会員も多い。
秘密性をもった特異な団体とはいえ、相互扶助精神がさまざまな形で生きるので、実質的なメリットもまた多いと云えます。
メーソンの友愛精神を象徴する比喩としてよく語られるのが、
「戦場で撃たれそうになったとき、メーソンのサインを送ると、相手がメーソンの場合は敵であっても撃たない」
と云う話です。それはナショナリティを越える友愛精神を表すと同時に、汚職に限りなく近い「癒着」をも生み出すのです。
現在、もっともフリーメーソンを擁する国は、言わずと知れた「アメリカ」です。
一時は400万人と言われた米国の結社員も、現在では「250万人」程度とみられています。
ここで、此の話題とは切り離せない「ユダヤ人」について言及せねばなりません。
アメリカに於けるユダヤ人の人口構成比率は1%、約200万人と言われています。
メーソン結社内のユダヤ人の人口構成比率は10%、約25万人と、非常に多いものとなっており、
メーソン加入条件が20才以上の成年男性である事を考えると、これは極めて高い比率であると言えましょう。
或る一面として、(社会的ステータスのある)ユダヤ人成人男子の多数参加する、汚職に限りなく近い「癒着」をも生み出す相互扶助団体であるとも言えます。
まぁ、これ以上は下衆の勘ぐりを不快に思う方も出てくるでしょうから、ここまでに留めます。
引き続きフリーメイソンとイルミナティについて・・・http://www3.justnet.ne.jp/~nosika/nostra/grand.htm より引用。
フリーメーソン(Freemason)の正式名称は〔Free and Acce-pted Mason:自由にして公認された石工〕です。
これは世界最大規模の任意団体であり、宗教的な側面も有した、特に政治面での影響力が極めて強い団体と言えるでしょう。
その伝説的な源は古代イスラエルのソロモン王時代にあり、ソロモンの神殿(オリエントの殿堂)を建設した石工集団にあります。俗に〔石屋の仕組み〕と呼ばれるのはこの為です。
それが形態上の源であり、中世のイギリスに於いて活動の実質的な目標が胎動し始めたようです。
時代を考証するならば、当時はキリスト教会の社会的立場・権力が優位な時期にあり、その弊害部分として、急進的・合理的・科学的な論説が排除・非難される傾向が強くありました。
キリスト教会は科学と信仰が両立しないと判断し、それらが進歩すると信仰が蝕まれると考えたのです。
それに対抗して勃興したのが、未来社会の理想像を描く人々であり、一部は単なる社交派として属しているものの、それとは別派で積極的・情熱的な人々が活動の中心を支えるようになりました。
フリーメーソンに秘密性があるのは、いにしえの石屋組合の性格にもよりますが、キリスト教会との対抗、その非難・迫害を回避する為の理由もあるわけです。
それと非会員(大衆)が持つであろう差別意識からくる嫉妬、それに基づく非難・中傷を避ける意味合いもあったでしょう。
そういった経緯においても、近代科学の進歩を早めたのはフリーメーソン所属の者達であった、と述べても良いわけです。
しかしそれは寧ろ、フリーメーソン自体が為し得たと言い切るよりも、個々人の努力と情熱が為し得たと評価すべきでしょう。
組織はそれらの力をより強靱なものとすべく糾合・団結させる為の場として存在しました。
これが現在にまで至るフリーメーソンの活動起源です。
こうした高い精神性を主張するフリーメイソンでしたが、いつの間にか「黒ミサ」の様な何やら地獄的でいかがわしい密儀が潜入するに至りました。
元来、石屋組合もスコットランド・メーソンもこんな悪魔信仰的な儀式形態は採用していなかったのです。
格調高きイギリス・メーソンの母体は〔薔薇十字団〕ともみられているようですが、同団の紋章はキリスト十字架に薔薇をあしらったデザインであり、これはその根本がイエス崇拝に根差していることを意味していると考えます。
ところがいつの間にか、このようなブラック・ミサの形態が混入するようになりました。
フリーメーソンは新時代開拓の有志を次から次へと募り、その流れの中でドイツの秘密結社イルミナティをも吸収しました。
イルミナティの創立者アダム・バイストハウプトもキリスト教会の姿勢・権力に反抗した人であり、彼は独自に古代ギリシャや古代エジプトの遺産的学問を探究して、それらを持論の基礎とし、フリーメーソンに相通ずる主義・主張を標榜したのでした。
つまり、この合流により、キリスト教の新世界を夢みるイギリス・メーソンが、その根幹を変更する過去の遺産を継承したのです。
歴史は紀元前にもあるのですから、その考え方自体は決して過ちではなく、寧ろ、過去の偉人が遺した英知を発掘し採用したという点で高い評価を与えても良いものです。
キリスト教者は排他的に過去の遺産を排除してきたのですから。しかし、イルミナティの合流には懸念すべき難点があり、それはバビロンの末期に流行した〔カバラ信仰〕が含まれている点です。
古代ギリシャや古代エジプトの知的遺産は優れた素晴らしいものであるが、問題はこのカバラ信仰の内容なのです。
カバラの起源はエジプトのエル信仰に根差すものですが、その伝承を受けた末期のバビロニアは、カバラ本来の教義内容を見失い、または形骸化させ、巷の新興宗教に影響されたブラック・ミサ色を混入させてしまいました。
これによって崇高なるカバラ教義も単なる悪魔的信仰儀式の装飾書になってしまったのです。
カバラの書を手にしながら、カバラの真意を知らない人々がカバラ教徒として、いかがわしい儀式を行なうようになったのです。
本来、カバラにはそんな儀式を重要せよとは書いてないのです。バイストハウプトはその点の注意・警戒を怠り、元来無関係のものをイルミナティに挿入し、それがそのままフリーメーソン内へと入り込みました。
革新的な教義を得たフリーメーソンはすかさずイルミナティ案を採用し、それを根本とし、故にイルミナティはメーソンの中核となり得るわけです。
しかし、総てを無条件に歓
迎したところに不注意があり、それによって、メーソン内へいかがわしい儀式形態が混入しました。
薄暗い部屋、骸骨などの悪魔信仰的儀式形態は、バビロンの無知なカバラ信徒から由来しているものであります。
ちなみに、死の床にあるバイストハウプトはカトリック信仰への復帰を願って息を引き取ったと伝えられています。
かなり信憑性の高いような気がする文書ですが、通行人さんの(短い)意見とは少し違うようですね。(笑)
あまり深い意味はありませんが、年表を作ってみました。
1717年「グランロッヂ設立」
1723年「アンダースン憲章」・・・アダムとイヴまで遡ったメーソン史を記述。
異教徒のメーソン参加を許可(ユダヤ教徒の参入)
1700年半ば「メーソン、ソロモン起源説」
1773年「GO・大東方社(フランス)設立」
1776年「イルミナティ」設立
同年「アメリカ独立」
1789年「フランス革命」
イルミナティ陰謀史
18世紀の「イルミナティ(啓明結社)」は、フリーメーソンの精神を政治化させた自由主義革命団体で、メーソン会員が多数参加して、フランス革命を成功させたが、プロシアとオーストリアの王政政府の圧力で、バヴァリア王政政府によって解散を命じられ、地下に潜っていた。
その後継団体が「薔薇十字協会」であった。
19世紀末から20世紀はじめにかけて登場した、目的や協議も異なる 群小秘密結社やオカルト団体を統括していたのは「英国薔薇十字協会」であった。
これはメイスンリーの高位階メーソンだけが加入を許された結社で、 教義はユダヤ教のカバラであり、ドイツの薔薇十字団(C・ローゼンクロイツの薔薇十字会を源泉としてV・アンドレーエが17世紀に設立した世界改革運動)をモデルとし、会員達はヨーロッパの秘密結社やオカルト団体を指導していった。
(彼らに指導されたオカルト団体に、若き日の後の世界大戦の主役達が傾倒していった。その結末が現代史である)
英国薔薇十字協会が存在したかどうかが疑わしくなる内容です。
次回までにフォローしたく思います。