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◎安企部が国家情報院に改称
国民の情報機関へ転換を
【ソウル22日共同】韓国の情報機関である国家安全企画部(安
企部)は22日午前、軍政下での国民抑圧機関としての暗い過去を
精算して国民の情報機関として生まれ変わるため、「国家情報院」
と改称する記念式をソウル市内の庁舎で行った。
李鍾賛・国家情報院長は記念式で「国家情報院は心機一転、役目
に忠実に国家安保と国益増進の見張り役になろう。特に国家情報院
は情報機関はもちろん、民間に対しても今後、朝鮮民主主義人民共
和国(北朝鮮)情報や経済情報など各種情報サービスを強化する」
と述べた。
金大中大統領もメッセージを寄せ「国家情報院の新しい出発は、
暗い過去を歴史の中に清算し、真の民主主義時代に合った国民の情
報機関に生まれ変わることだ。今日を契機に特定政権ではなく、国
家と民族に奉仕、献身することをお願いしたい」と訴えた
国家情報院ではインターネットにホームページを開設し、各種情
報を限定された会員に提供する一方で、今年8月からは国家情報院
が収集した情報を民間団体や個人に有料で販売する計画を立ててい
る。 (了)
[共同 1月22日] ( 1999-01-22-11:15 )