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12/22 02:01 毛利さん関与の地図非公開 米国防総省が軍事利用 外信92
【ワシントン21日共同=井田徹治】毛利衛さんが搭乗した米ス
ペースシャトルの観測データを基にした地球の詳細な立体地図の公
表に米国防総省が反対、当分の間、同省内で軍事目的に利用し、外
部には非公開とされたことが二十一日、分かった。
「九月十一日の事件(米中枢同時テロ)が国土の安全問題を提起
したため」(国防総省)という。
日本政府は毛利さん搭乗は軍事関与ではないかとの国内の懸念に
対し「観測データは、汎用(はんよう)の性質を持つ。軍事目的と
の認識はない」としていたが、この見解の根拠が揺らいだ形。結果
的に日本の宇宙飛行士が軍事飛行に参加したことになり、搭乗の是
非をめぐって議論が起きそうだ。
毛利さんは二○○○年二月打ち上げの米シャトル「エンデバー」
に搭乗。経費の三分の一に当たる二億ドルを支出した国防総省の国
立画像地図局(NIMA)が「立体地図は作戦立案や模擬演習に役
立ち、米軍に情報面の優位性をもたらす」とするなど、打ち上げ当
時から、軍事色が濃いことが問題になっていた。
エンデバーは、立体地図づくりのため、レーダーを使って、地上
の細かい起伏を観測。毛利さんは、観測データをテープに記録する
作業に従事した。
シャトルを運用する米航空宇宙局(NASA)は立体地図の扱い
について、米国部分は精度の高い地図を、米国外についても精度を
落とした地図を公開する予定だった。
ところが、テロ事件以後、NIMAが立体地図の公表に強く反対
。NASAとの協議で、米国の部分だけを条件付きで公開し、米国
以外の場所の地図は当面、国防総省内での軍事目的にのみ利用され
ることになった。NIMAは地図の一部について「国防総省の管理
下にある」としている。
日本政府は、地図は災害防止や土地利用計画の立案に役立つと、
毛利さん搭乗の意義を強調していた。
(了) 011222 0201
[2001-12-22-02:01]