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『亜空間通信』161号(2002/02/17)
【緊急警告2:薬九層倍の手先、厚生省が抗ヒスタミン剤の肝臓障害隠蔽工作の恐怖】
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転送、転載、引用、大歓迎!
承前、ああ、恐ろしい。私が最近の9日間、毎日1錠を服用していた抗ヒスタミン剤、アレジオン錠20の説明書には、やはり、「重大な副作用」として「肝機能障害」が明記されていた。ああ、ああ、ああ、次第、次第に、息絶え絶えとなる気分なり。
昨日(2002/02/16)、土曜日の午前、「送信日時 : 2002年 2月 16日 土曜日 10:26 AM」との記録が残る本通信160号の末尾には、以下のように記した(一部改訂)。
その間、厚生省の大臣官房の広報部にも電話をし、税金を使って安全対策課と称しながら、抗ヒスタミン剤の動物実験結果とか、特に肝臓障害の恐れとかの資料を情報公開しないのは、政治犯罪であるとねじ込み、一覧表をファックスで送ってこなければ、全世界に狂牛病の二の舞いと報道すると宣言した。
すると、一度目は留守中に電話の録音があり、次には夕食中に電話してきた。要点
は「医者に聞け」のみ、紋切り型の逃げ口上でしかない。当方は、自分が呑んだ抗ヒ
スタミン剤だけを調べているのでもないし、もともと医者が言わないのだから、そち
らに情報公開を求めて、それを広く知らせようとしているのだ、とぼけるな!
以上で引用終わり。
この「昨日」には、午後、所用があった。1時半から開始予定の東京労働争議研究会で、最新の未組織労働者組織化の経験が報告されす。その後に1年に1回の総会と、こちらは年に数回の頻度の懇親会が開かれるので、同会の創設者の一人としは必ず出席したい。
だから、午前中に使える時間がほとんどなかった。しかし、いわゆる「好天気」の当日のこと、当方に取っては花粉が大量に飛散する悲惨な天気の下で、抗ヒスタミン剤を断って、あえて外出するのだから、耳鼻科医院で、わが御鼻の中に「しゅしゅしゅ」ぐらいはしていかないと危ない。
そこで急ぎ耳鼻科医院に赴き、「しゅしゅしゅ」を注文すると同時に、上記の厚生省の姑息極まる対応への激しい怒りを披瀝した。医学博士の肩書きを掲げる人の好さそうな老医師は、私への最近の投与薬、アレジオン錠20の説明書を取り出し、「肝機能障害」も記されていると言う。私が「その説明書のコピーを」と頼むと、「これを上げます」と言う。「その前に二種類貰いましたが、その分の説明書は」と聞くと、「前の分は残っていない」とのこと。
その翌日の本日(2002/02/17)、日曜日、耳鼻科医院は休診なのだが、昼寝中とその後の二度にわたって、上記の「人の好さそうな老医師」が、我が家に電話を掛けてきた。昨年夏に引っ越したことを告げていなかったから、以前の住所まで私を訪ねたとのこと、しきりに「薬の副作用の説明をしなかった」ことについての詫びを言う。
こちらの方が気の毒な気分になる。これまでに、どの医者からも「薬の副作用の説明」、特に「重大な副作用」として「肝機能障害」があり得るなどという恐ろしい説明を受けた経験がない。もっとも、アルコールも多量に呑み続ければ「肝機能障害」が起きるが、そんなことは酒瓶には明記していないから、「恐ろしい説明」は省くのが、どの業界でも当然の習慣なのではあろう。
で、以下、恐ろしい説明の部分のみを紹介する。目的は当然、花粉症患者とその家族を恐怖のどん底に突き落とすことにある。
孫子曰く、「陥之死地、然後生」、生き抜くためには必死に戦わざるを得ない死地に追い込むことである。杉花粉症の主犯、杉の花粉を根絶するために、私が一昨年来主張し続けてきた政治犯罪、アメリカの原始林の「ツガ」輸入などを中止させ、国産材木の積極利用と、枝打ちなどの手入れをする緊急予算獲得へ向けて、死力を発揮さざるを得ないようにすることである。
以下、略述:
アレジオン錠20の「成分」は塩酸エピナスチンである。
「重大な副作用」の「肝機能障害」に関しては、症例の数字も%も記されていない。ただし、その「初期症状」として:全身倦怠感、食欲不振、発熱、嘔気、嘔吐等」と記されており、別途の表の中には、「倦怠感と嘔気」の項目が「0.1%〜5%」に、「食欲不振、嘔気」が「0.1%未満」の項目に記されている。
最低限の「0.1%」の症例だとしても、 今や「5人に1人」の国民病である。1億3千万人の5分の1の0.1%は、何と、2万6千人である。ああ。感受性の強い私は、必ずや、その「選良」の筆頭に違い無い。上限の「5%」なら、何と、何と、260万人であり、それもたったの1年間の数字なのだ。ああ。
しかも、実に嫌な言葉だが、私は今、65歳、晴れて「高齢者」である。「高齢者への投与」の項目には、「高齢者では肝、腎機能が低下していることが多く、云々、観察を行い、異常が認められた場合には、減量(たとえば10mg/日)又は休薬するなど適切な処置を行うこと」などとある。ああ。
連続して投与することも禁じられていない。「本剤を季節性の患者に投与する場合には、好発季節を考えて、その直前から投与を開始し、好発季節終了時まで続けることが望ましい」とある。ああ。
「望ましい」ではなくて、この「おぞましい」薬の「承認」は、1994年5月であった。以後、すでに8年になんなんとする。その間、「投与」されたウン百万、いやさ、積算でウン千万人の「患者」の中の、いったい何%が「重大な副作用」の「肝機能障害」の可能性を知らされていたのであろうか。
以下、追及と恐怖の警告を続けるぞ!
以上。
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木村愛二:国際電網空間総合雑誌『憎まれ愚痴』編集長
ある時は自称"嘘発見"名探偵。ある時は年齢別世界記録を目指す生涯水泳選手。
E-mail:altmedka@jca.apc.org
URL:http://www.jca.apc.org/~altmedka/
altmedka:Alternative Medium by KIMURA Aiji
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