02/16 19:10 浜岡原発の耐震基準に疑問 名大助教授が指摘 社会56
共同
名古屋大学地震火山観測研究センターの大井田徹助教授は十六日
、名古屋市内で開かれたシンポジウムで講演し、中部電力浜岡原発
(静岡県浜岡町)の周辺にある断層について「規模が大きく、原発
が想定した耐震基準を上回る揺れが起こる可能性が高い」と、大地
震で重大な事故につながる危険性を指摘した。
衛星利用測位システム(GPS)で調べた東海地方の活発な地殻
の動きを示しながら、東海地震について「東南海地震が起こって五
十年以上たっており、あす起こってもおかしくない」と警告した。
シンポジウムは市民グループの「原発問題愛知県連絡センター」
(名古屋市)が開催。原子炉だけでなく冷却水を供給する池といっ
た、関連施設の耐震性も問題にすべきだという意見も出された。
(了) 020216 1910
[2002-02-16-19:10]